山口市大歳地区老人クラブ連合会
6つの老人クラブが組織した連合会が、高齢者福祉と地域活性化に貢献。
団体名 | やまぐちし おおとしちく ろうじんくらぶ れんごうかい 山口市大歳地区老人クラブ連合会 |
---|---|
地域 | 山口県(山口市) |
構成員 | 265名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:100%] |
活動概要 | 高齢者教養講座をはじめ、健康づくり、社会奉仕活動、趣味や生きがいづくり活動など幅広く取り組む。三世代交流事業や、小学校での「昔の遊び」交流、児童センター母親クラブと連携し、総合支援学校と交流会を開催する等、若者に負けない地区の大きな原動力となっている。 |
(注)構成員等は、平成26年4月1日時点
高齢者福祉の質をもっと高めるために。
いつもは高齢者ばかりのグラウンドゴルフのコースに、黄色い声が響きます。高齢者から子供まで、世代を超えて一緒に楽しむ姿からは、地域社会のぬくもりが感じられました。
このグラウンドゴルフ大会の運営を担当するのは、老人クラブの若手メンバーです。
「山口市大歳地区老人クラブ連合会」は、昭和41年、大歳地区内の6つの老人クラブの連絡、調整とその普及、発展を図り、高齢者福祉の向上に寄与するために結成されました。
「西京老人大学」と銘打った高齢者教養講座をはじめ、健脚教室やグラウンドゴルフなどを行う健康づくり、地域の神社や交流センターの清掃作業を行う社会奉仕活動、シニアコーラスやフォークダンスなどを行う趣味や生きがいづくり活動など、人生を生き生きと過ごせるように様々な活動に取り組んでいます。
その活動にあたっては、「無理せず、常に仲間と行動する。声かけを忘れない」ことを大切にしています。
幅広く行われる活動が、地区活性化の原動力。
老人クラブの若手メンバーで結成されている「はつらつクラブ」では、毎月第3土曜日に「大人の居場所」というイベントを開催。陶芸、工作、歌など多彩なメニューで参加者を楽しませます。この催しは、老人クラブ会員だけでなく広く地域住民にも参加を呼びかけ、毎回約30名が集まって楽しいひとときを過ごしています。
また、地区の三世代交流事業の活動には特に熱心に取り組み、多世代で子育てを支援する「リレー方式による大歳の子育て文化づくり」は、山口県の「地域子育て文化促進事業」に採択されました。地域交流センター主催の三世代交流グラウンドゴルフ大会では運営を担当し、地区社会福祉協議会の「竹細工そうめん流し」、「しめ縄づくり」、「昔の遊びとお餅つき」などでは中心となって活動しています。
更に、生産活動として「はぶ草茶作り」を行っています。
そのほか、小学校に「昔の遊び」で交流に行ったり、児童センターの母親クラブと連携して総合支援学校との交流会を開催したり、地区を活性化させる大きな原動力となっています。毎年秋に開催される「大歳まつり」では、「遊びの広場」を担当しています。
広報活動の活性化が、今後に向けた課題。
「連合会」では今後、「リレー方式による大歳の子育て文化づくり」をより一層充実、発展させるとともに、生産活動(はぶ草茶づくり)の実績向上を図っていきます。
また、広報活動を積極的に行うことも課題の一つです。現在の連合会としての広報紙だけではなく、より密度の濃い情報を提供するために地区ごとの広報紙も作っていこうとしています。