わくわく元気応援クラブ
玄米ダンベル体操などの指導を通じ、高齢者のわくわくと元気を応援。

団体名 わくわく げんきおうえんくらぶ
わくわく元気応援クラブ
地域宮城県(柴田郡柴田町)
構成員32名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:69%]
活動概要玄米ダンベル体操を主軸にした介護予防サークルを展開している。障害者や介護保険事業所でのレクリェーションや軽運動のボランティア活動など、幅広い活動ができるようにと、自主グループを結成し活動している。

(注)構成員等は、平成26年4月1日時点

玄米ダンベル体操の指導者として大活躍。

わくわく元気応援クラブ1

 柴田町(宮城県柴田郡)では、平成17年から玄米ダンベル体操による運動・介護予防活動を推進しています。その活動の中心となる人材を育てるために、平成18年~20年にわたり介護予防普及サポーター養成講座を実施しました。
 その養成講座修了者の有志が集まり、高齢者だけでなく幅広い方々が関わりやすく、また町外での活動も考えて誕生した自主グループが、「わくわく元気応援クラブ」です。
 「ダンベル体操を普及させるために、高齢者が自分の足で歩いて行ける集会所ごとにサークル化を進めました。現在、ダンベルサークル連絡会に登録しているサークルは28団体、参加者は約500名にも及びます。『わくわく元気応援クラブ』のメンバーは、それぞれのサークルのいわばリーダーとして活動をサポートしています」と、代表の小丸さんは語ります。
 サークルによって、活動頻度は、毎日、月2回など様々ですが、それぞれのペースに合わせたサポートを行っています。


ダンベル体操のほか、レクリエーションも。

 クラブのメンバーは、ダンベルサークルのほかにも指導者として活躍。町や地域包括支援センターが主催する体験講座や、高齢者を対象とした運動やレクリエーションの事業など、年間100回を超える事業をサポートしています。
 また、介護保険施設(デイサービス)でのレクリエーションの指導にも取り組み、活動頻度など依頼者の要望に合わせて支援しています。
 このほか、平成19年から開催されている「介護予防推進大会」は、実行委員として運営サイドで活動している大切なイベントです。平成25年度の大会では約350名が参加し、各サークルの発表の場としてだけではなく、気軽にできる運動による健康づくりの大切さを再確認しました。


高齢者が気軽に楽しめる集いの場にしたい。

わくわく元気応援クラブ2

 玄米ダンベル体操サークルの活動拠点は、主に地区の高齢者が集まれる集会所です。各サークルは地域のコミュニティを基本にしていますから、活動自体が高齢者の閉じこもり防止や見守り機能を持っているのです。
 「ダンベルというと、ともすれば運動のイメージが強く、敬遠される方もいらっしゃいます。これからは気軽に楽しめる集いの場というイメージを広め、もっとたくさんの方々に参加していただくことを目指していきます」。
 小丸さんが語るように、「わくわく元気応援クラブ」が果たすのは、高齢者が安心して、楽しく、生きがいを持ちながら毎日を過ごせる基盤づくりでもあります。これからどんな活動が展開されるのか、ますます楽しみです。