八代にこにこ会
地域の方々にはいつも元気な笑顔で長生きしていただきたいから。
団体名 | やしろ にこにこかい 八代にこにこ会 |
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地域 | 山口県(美祢市) |
構成員 | 50名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:80%] |
活動概要 | みんなが元気な笑顔で楽しく長生きしてもらうために、地域の高齢者が集まり活動。料理や食事、おしゃべりで親睦を深めるとともに、地域の行事への参加協力や一人暮らしの高齢者宅の訪問、清掃、草取り等を行っている。 |
(注)構成員等は、平成26年4月1日時点
高齢者が楽しい時間を過ごせるように。
暗闇に無数のホタルの光が浮かんでは消えていきます。その幻想的な光景を、高齢者の方々が満足そうに見つめています。
初夏の風物詩であるホタル祭りは、「八代にこにこ会」の会員にとって最大の楽しみの一つです。
「八代にこにこ会」は、平成4年4月1日、地域の方々が元気な笑顔で長生きしていただけるように、との思いから結成されました。
「町まで出かけることが少ない高齢者に楽しい時間を過ごしていただきたいという思いや、田植えや稲刈りなど忙しい時にはみんなで協力し合うことから、恩返しの意味も込めて活動を進めています」と、代表の配川さんは活動への思いを語ります。
定例会には食事の他に、演奏会の鑑賞や講義も。
「八代にこにこ会」の定例的な活動日は、毎月第3水曜日(年8回)です。八代ふれあいセンター及びぬくもりの里を会場に、地域の高齢者が集まって活動しています。
活動時間は、午前10時〜午後2時頃。お弁当、会員の手作り料理、おやつなどを食べながらおしゃべりし、お互いの親睦を深めます。
ボランティアの指導者により懐かしい童謡を歌うこともあれば、市や教育委員会、地域(警察、郵便局、特養青景園など)との連携により、人権講座や防犯、介護、健康などの話を聞くことも。また、ボランティアによる日本舞踏や三味線、オカリナなどの演奏会を楽しむこともあります。
季節の行事への参加など地域との交流も積極的。
「八代にこにこ会」は、定例会の他にも地域との交流を行っています。夏の風物詩であるホタル祭りなどぬくもりの里の行事に協力し、お店を出すなどして参加。その際にも、年に2回の清掃、草取りと同様の奉仕活動を行っています。
小学校との交流も行い、参観日に訪問したり、八代で小学校マーチング演奏があれば見に出かけたりと、子供たちとふれあう機会を大切にしています。
また、地域の一人暮らしの高齢者宅を訪問する活動を年に3回(4月、8月、12月)実施し、お話を聞くなどコミュニケーションを図っています。その際には、例えばお墓掃除をしてほしいなどの依頼に応えています。
こうした活動を通じ、地域の高齢者相互の親睦がより深まっています。また、当初は誘ってもなかなか来られなかった方が、自ら進んで参加するケースも増えてきました。
「今後もこの活動を続けて、みんなが笑顔で元気に暮らせるように、そして地域の高齢者全員が会員になられることを目指したいです」と、配川さんは話しています。