郡山水と緑の案内人の会
世界のどこよりも郡山が好きだから、その魅力を伝えずにはいられない。
団体名 | こおりやま みずとみどりの あんないにんのかい 郡山水と緑の案内人の会 |
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地域 | 郡山市 |
構成員 | 35名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:97%] |
活動概要 | 郡山の歴史や文化財、自然などをテーマにした観光案内コースを設定し、観光客等の案内を行っている。郡山市を訪れる観光客等への案内を通して地元の魅力を積極的にPRするなど、地域の活性化に貢献している。 |
(注)構成員等は、平成26年4月1日時点
郡山が誇る歴史文化を伝えることに意義がある。
観光客の集団は、思わず笑ったり、なるほどと感心したりしていました。その中心には、「郡山水と緑の案内人の会」のメンバー。この会は、NPO法人福島県緑の協力隊案内人養成講座の修了者により、平成20年に結成されました。
「郡山水と緑の案内人の会」は、郡山の歴史や文化、自然などをテーマにした観光案内のほか、郡山市の発展の礎となった安積開拓をテーマにした安積疏水巡りバスツアーや、地元に伝わる奈良時代の采女伝説をテーマにしたツアーの案内、地元小学生の野外学習での歴史案内などを行っています。
「郡山市の魅力をPRすることは、地域の活性化に貢献する意義のある活動です。PR活動は、郡山の歴史文化の継承だけでなく、原発事故後の風評被害を払拭することにもつながります」と、代表の小西さんは言います。
郡山の魅力たっぷりの観光コースを設定。
結成当初は、「郡山駅西側の文化財や建造物を巡るコース」と、「開成山公園周辺の安積開拓の歴史をたどるコース」の2つを設定。希望者に向けた観光ガイドのほか、関係機関と共同で案内活動を実施していました。
現在では「郡山駅前周辺の文化財などを巡るコース」、「開成山公園を中心とした安積開拓に思いを巡らすコース」、「郡山の並木散策コース」の3コースを設け、4月〜11月まで案内を行っています。
特に毎年4月中旬の桜の開花時期には、開成山公園内にブースを設置し、観光客などに向けて郡山の歴史クイズを出題するイベントや公園内の桜の案内も行っています。
平成23年度からは安積疎水を巡るバスツアーを企画、実施しているほか、平成24年度からは郡山市街地の並木散策マップを制作して案内に活用するなど、新たな活動にも積極的です。
研修の機会を増やし、より充実した案内に。
メンバーは、全35名のうち34名が65歳以上で、平均年齢が70歳と高齢です。郡山の歴史などについて積極的に学ぶことは、案内の質を高めるだけでなく、生きがいを高めることにもつながっています。
「平成27年度は、『ふくしまディスティネーションキャンペーン』の年でもあり、多くの観光客が訪れることが予想されます。より満足いただける御案内ができるよう、会員の研修機会を増やして自己研鑽に励みたいですね。また、観光業者や行政機関とこれまで以上に連携し、案内活動の場を増やしていきたいと思っています」と語る小西さん。
観光の活性化への期待が一層高まる平成27年度に向け、活躍の場が増えると意気込んでいます。