留学生との交流会
交流を通して留学生を精神的に支援し、異文化の相互理解を深める。
団体名 | りゅうがくせいとの こうりゅうかい 留学生との交流会 |
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地域 | 広島県(広島市) |
構成員 | 13名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:100%] |
活動概要 | 留学生を対象に、精神的な支援を主体に交流会等を定期開催し、異文化の相互理解を図り交流の輪を広げている。高齢者のグループながら関係団体、大学と連携し交流活動を継続することで地域の留学生支援に貢献している。 |
(注)構成員等は、平成26年4月1日時点
勉学の志を抱く留学生を精神的に支援するために。
フィリピン人留学生がピアノ演奏を披露すると、拍手が沸き起こりました。自分の特技を披露する留学生と、それを見守る高齢者。その後、会場のあちこちに談笑の輪が…。留学生たちのまぶしい笑顔が印象的です。
交流会で留学生と一緒にいる高齢者の方々は、「留学生との交流会」への参加者です。
「留学生との交流会」は、平成5年、日本産業退職者協会(日退協)広島支部により立ち上げられた団体です。勉学の志を抱いて来日した留学生の精神的な支援を行い、相互理解を深める交流の場を作ることなどを目的に設立されました。
「留学生との交流会」は、広島を拠点に活動するボランティア団体として、「広島における留学生との交流はいかにあるべきか」を念頭に活動してきました。そして、平成18年からは現在の広島市留学生会館を活動の拠点とし、会館居住の留学生を主体に年2回の交流会を中心に活動しています。
これまでに参加した留学生の出身国は、アジア15か国をはじめ23か国に及んでいます。
交流会を継続して20年。さらに広がる交流の場。
毎年6月と11月の年2回、午後2時〜4時30分に交流会を定期開催しています。「交流会」の会員14名が世話役となって日退協広島支部の会員に呼びかけ、毎回、40〜50名が参加しています。
さらに、交流の場を日常的に広げるために、年5回の食事会、年3回の卓球大会も加えました。
留学生は、言葉のハンディや生活環境の変化、ホームシックなどを乗り越えようと努力しています。そんな彼らを精神的に支援する組織として「留学生との交流会」は役立っているのです。
一方、会員と参加者は、留学生との交流を通じ、彼らの文化や考え方を聞くことで異文化理解を深めています。
この20年間の活動を通じ、交流会を54回開催しました。「留学生との交流会」は、大学や関係団体と連携し、交流活動を継続することで地域の留学生支援に貢献しています。
留学生がより楽しめる交流会を目指して。
「留学生との交流会」では今後、留学生がより楽しめるようにエンターテインメント性の高い交流の場を提供したいと考えています。「アトラクションで招くアーティストやパフォーマーの質には、できるだけこだわりたいですね」と、代表の久田さんは話します。
平成26年度から広島市及び周辺部の大学に働きかけ、留学生の勧誘に向けて連携を強化しています。また、日退協広島支部会員の参加者をさらに増やすべく積極的な広報を行っていく予定です。