色麻町老人クラブ連合会
一人暮らし、寝たきりの高齢者を地域の中で孤立させない。

安否確認、話し相手、行事勧誘、高齢者に寄り添って

いつもにぎやか訪問が楽しみ

 「色麻町老人クラブ連合会」は、高齢者が安心して快適に尊厳を持って生き生きと暮らせる生活環境をつくることを目的に様々な活動を行っています。
 もともとは地域福祉推進のために高齢者同士が互いに支え合う友愛活動(女性部員が一人暮らしの会員等を訪問する見守り活動)がきっかけでした。平成17~20年度には、宮城県老人クラブ連合会「高齢者相互支援推進啓発事業」のモデル地区の指定を受けました。そして、その後も積極的な活動を行い、平成25・26年度にも、さらにモデル事業の指定を受けています。
 主な活動内容は、一人暮らしや寝たきりの高齢者が、地域の中で孤立しないように安否確認をしたり、話し相手になったり、様々な行事への参加勧誘をしたりすることなどです。
 少子高齢化が急速に進み、一人暮らしや高齢者世帯が安心して暮らせる地域社会づくりに、地域包括支援センターなどの行政や社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、行政区長などの地域の関係団体と連携しながら、きめ細やかな活動を展開しています。

「お茶っこのみ会」「手みやげ」から生まれる笑顔

BOX ティッシュカバーつくり

 「健康・友愛・奉仕」の活動方針の下、15単位クラブでのそれぞれの活動をはじめ、連合会としても様々なスポーツ大会や教養講座なども開催しています。また、女性部員を中心に一人暮らしや高齢者世帯、さらには寝たきりの方などの「話し相手になれれば」と積極的な友愛活動も行っています。
 シルバーリーダーは、2名1組で月1回ほど対象者の訪問活動をし、年間を通じて安否確認を行います。訪問時には対象者に気をつかわせないよう心がけ、訪問できない場合には電話で会話をするなどの対応も行っています。
 また、訪問後にも対象者を「お茶っこのみ会(単位クラブでの活動)」という定例会に誘い、気軽に楽しんでもらえるような場所と時間を提供しています。また、年に1度、BOXティッシュ5組を手みやげとして持参。平成25年度にはカレンダーを利用したバッグを制作、そのバッグの中には広告紙を利用したごみ袋を入れて訪問時にお届けしました。「このバッグ、どうやってつくるの?」などの会話もはずみ、一緒につくるなどして大変喜ばれました。平成26年度には、さらにBOXティッシュカバーもプラスして届けました。

必要なのは「地域団体との連携」「会員の一致団結」

 「色麻町老人クラブ連合会」は、今後も高齢者の一人暮らしの方々の孤立を防ぎ、地域社会の中で安心して暮らせるように活動を行います。地域包括支援センターなどの行政や社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、行政区長など地域の関係団体と連携を密にして実施体制を整えます。さらには、現在単位クラブの組織のない地区においても、同じ活動が展開できるように、会員みんなで一致団結し、高齢者の皆さんがいつでも健康で安心して暮らせる地域づくりを目指していきます。