千路老人クラブ
駅前の「ふれあい花壇」を整備し、環境美化で明るく住みやすい町へ。

日替わりの当番制で、継続的に除草、花の水やり

JR千路駅前のふれあい花壇

 「千路老人クラブ」は、平成24年からJR千路駅前に「ふれあい花壇」を整備し、環境美化を通して明るく住みよい町づくりに努めています。
 平成24年当時、荒れ放題でごみの不法投棄などもあり、非衛生的で景観がとても悪かった雑草地を、日替わりで当番を決めて、会員が除草や花の水やりを行い、花壇の整備作業を行い始めました。
 活動をはじめた頃は330平方メートルだった花壇は、25年には150平方メートル、26年には112平方メートルを追加して計592平方メートルの花壇を作ることができました。

県庁からの表彰や、見物客の声もやりがいに

花壇整備作業

 水やりや除草は、長期にわたって暑い日も寒い日も行わなくてはならない作業です。5月から9月上旬までは、毎日当番制で会員が協力して行っています。
 平成27年、日頃からの花による美化運動がたたえられ、石川県の第51回花いっぱいコンクール奨励賞を受賞しました。さらに、地域貢献に功績のあった老人クラブに贈られる「がんばる老人クラブ」にも選ばれ、知事表彰を受賞しました。受賞により「ふれあい花壇」は有名になり、他市町から花壇を見物に来る人たちも沢山いて、それもまた会員のやりがいの一つになっています。
 「町をきれいにしよう」という同じ気持ちで集まった者同士が情報交換をして会話を弾ませることもまた、会員が毎日を元気に過ごす力の源になっています。

駅前の花壇は町の玄関口!能登地区のイメージアップに

 「千路老人クラブ」は、65歳以上の171 人の会員で構成しています。会員の平均年齢は、77歳。
 「北陸新幹線が開業し、遠方からJR七尾線で能登地区へ訪ねてくるお客様を心からおもてなしするためにも、花壇にきれいな花を咲かせ続け、お客様に笑顔と安らぎを与えながら、能登地区のイメージアップにも寄与できればうれしい。キャッチフレーズは、『花いっぱい・笑顔いっぱい・元気いっぱい』です」と、代表の幸正敬一さん。
 当番になった会員たちは、今日も作業の合間の休憩時間や作業後の時間を利用してコミュニケーションしながら、生き生きと活動を行っています。