合掌座
劇や紙芝居で子供にも大人にも、「生きる力」「命の尊さ」を伝えたい。
辛さを乗り越える劇や紙芝居
子供から高齢者まで
「合掌座」では、家庭内暴力や自殺行為がなくなるように、老人福祉施設や公民館、小学校、保育所などで、実際の体験を取り入れた「命の尊さ」を伝える自作の様々な仏法寸劇を披露しています。
劇で地域の子供から高齢者までを元気づけながら「辛さを乗り越えて生きる力の大切さ」や「人間としてどうあるべきか」を考える機会を提供しています。
また、演目には漫才も取り入れています。福井県の素晴らしさを伝えるために特産品や名所、食べ物などを取り入れたもの、自殺で残された家族の体験を基に命の大切さを伝えるものもあります。その他、劇に児童の活動グループの合唱を取り入れるなど、世代間交流につながるよう精力的に活動しています。
命の尊さを劇で伝える
代表者の長谷川和子さんが地域の人から「仏法は難しい」と言われ、「命の尊さを分かりやすく伝えられる方法がないか」と考えた末、その方法として「子供に対しては紙芝居」「大人に対しては劇」を行ってみてはどうかという発想に及んで「合掌座」が生まれました。
平成18年に「福井市きくの会」の有志が集まって「地域の人たちを元気づけて命の大切さを伝えること」、会員が「明るく、正しく、仲良く活動すること」を目的として掲げ、長谷川さんが中心となって劇の脚本を作り、平成19年に初めて劇を披露しました。
過去76回の劇を披露!活動の謝礼の一部を寄付
平成19年から「合掌座」は、老人福祉施設や寺、小・中学校、公民館など様々な場所で活動(平成26年末までで延べ76回)を行ってきました。
「児童の合唱グループと共演することもあるので、暗い雰囲気の劇にならないよう工夫しています。劇の演目は50分程度で、『よめおどし』『おかげさんでおおきんのう』『波乱万丈の果て?』『還るところはみな一緒』『福井はいいざきてみねの!』『つながり』などがあります。練習は毎月2、3回。多いときは4、5回。2時間半から3時間。それ以外にもメンバーが自主的に練習をしています。また、幸せに明るく豊かな生活を送るための活動が少しでも増えるよう、活動の謝礼の一部を『福井県しあわせ基金』に寄付しています。これからも奉仕活動を広げていきたい」と、代表の長谷川さんは話します。「合掌座」の活動はメンバーの生きがいになっているようです。