下之川老人クラブ
地域に根づいた社会奉仕活動、友愛活動、スポーツ振興・文化教養活動で社会貢献。
会員同士が親睦を深めながら楽しく社会参加活動
「下之川老人クラブ」では、地域の神社や道路、スポーツ活動をする広場の清掃奉仕や寝たきり・閉じこもり高齢者の話し相手をする友愛訪問、手芸や講演会、カラオケ、シニア料理教室などの文化教養活動のほか、グラウンド・ゴルフやペタンクなど体力向上と技能練磨のスポーツ振興活動など、会員同士が親睦を深めながら、楽しんで社会参加活動を行っています。
特に、ペタンクの技術は高く、美杉老人クラブ連合会主催の競技会においては毎年優勝、「下之川老人クラブ」のチームで上位全てを独占するなどの成績を誇っています。平成24・25年度には日本ペタンク選手権大会三重県予選大会でともに優勝、全国ペタンク選手権大会にも三重県代表として出場しています。
また、地元の美杉小学校の児童との交流事業として「ふれあい農園」を企画運営しています。さつま芋の植え付けから収穫まで、クラブ会員と児童が心を触れあわせながら共同作業を行い、作業の心労や食物や生物への愛おしさを学び、友人への気遣いや高齢者への尊敬心などを醸成しています。
増え続ける高齢者世帯に、スポーツ振興で体力向上
本来の活動は、清掃活動や会員相互の親睦事業が中心でしたが、一人暮らしの高齢者や夫婦のみの高齢者世帯が増えるにつれて、体力向上のためのスポーツ振興を取り入れるようになりました。
初めは各地で盛んに行われていたゲートボールが中心でしたが、平成15年当時、会員が減少していたこともあり、競技人数がゲートボールよりも少なくても手軽に競技ができるニュースポーツとして、ペタンクを取り入れるようになりました。
現在では、ペタンククラブとグラウンド・ゴルフクラブがあり、健康管理と趣味を兼ねたスポーツとして楽しく活動を続けています。「心身とも健康に毎日を過ごすことができる」とどちらのクラブも会員から好評です。
スポーツの練習を重ねて、絆と笑顔が生まれる
年間の練習の日程は総会で設定します。ペタンクの全体練習は、月3回、金曜日に行います。平成25年度は32回練習を実施。個別練習は、雨の日以外はほぼ毎日、5~6名が参加し、下之川グラウンドで会員が自主的に行っています。
「これからも会員が気軽に活動に参加でき、会員以外の人が興味を持つような地域のお手本となるクラブ活動を行っていきます。そして会員のペタンクの技能の習得、向上に創意工夫を凝らしていきます。年々、会員の高齢化によって役員の確保や活動資金の捻出が難しくなっていますが、『会員の生きがい』と『地域の活力』を生み出しながらさらにパワーアップした活動を行っていきたいです」と代表の萩原克巳さんは、社会貢献やスポーツ振興に尽力したいと考えています。