小梨天寿会
交流の場、憩いの場を守って、笑い合って、地域を豊かにする。
「たまご湯」の安定的経営が地域全体の元気につながる
千厩町第十区自治会の地域おこしプロジェクト「湯ートピア計画」が平成9年の秋から始まり、その一環として畑の沢鉱泉「たまご湯」が自治会が経営する公衆浴場として平成16年3月に開業しました。
開業当初は、自治会役員や一部のボランティアスタッフが管理していましたが、それだけでは対応が難しくなり、平成17年に自治会内の老人クラブ「小梨天寿会」に依頼があり、「たまご湯」の管理当番の役割が委ねられました。
現在は「小梨天寿会」の会員9名が、1日2名当番体制で、朝8時から夜7時まで管理を行っています。「小梨天寿会」が協力することで運営の大きな力となり、安定的な経営にも繋がっています。
公衆浴場、交流と憩いの場、地域活性の活動拠点
地域の交流の場、憩いの場として利用される「たまご湯」は、地域の公衆浴場としてはもちろん、地域づくりの拠点施設としての役割も果たしています。
現在のメンバーは、全員が65歳以上です。「たまご湯」の管理は、会長を中心にメンバーが手分けして行っています。参加の呼びかけは、主に老人クラブの会員を対象に行っています。
ここに集まる人たちは、ともに笑い合い、ともに心をホッとさせ、ともに人生の意義を見出しているようにも見えます。
豊かなまちづくりのために大きくなる存在感
協働による地域のまちづくりの推進という観点から見ても「たまご湯」と老人クラブ「小梨天寿会」の存在感は大きくなっていて、地域の人々からも多大なる期待が寄せられています。
「最近、『たまご湯』の利用者の皆さんから夜も利用したいという意見を沢山もらっています。今は夜7時までしか開いていないので、夜間開設の希望に応えるために体制を整えていくことが今後の課題となります」と代表の海田茂さんは話します。
地域の人に期待されればされるほど、喜んでもらえればもらえるほど、会の取組に対するメンバーの気持ちも高まり、地域全体に笑顔の輪が広がっていきそうです。