山口県高齢・退職者団体連合
春の風物詩「山焼き」を守りたい。地元の人の手助けになりたい。

約600年前から続く風物詩「山焼き」を守りたい

草刈りボランティア1

 山口県美祢市(旧秋芳町)にある観光名所「秋吉台」では、約600年前から春を告げる風物詩として、毎年2月に「山焼き」が行われています。山焼きをするにあたっては、地元の個人や各団体が中心となって延焼を防止するための「火道切り作業(11月~12月頃)」が行われます。
 火道切り作業は、各持ち場(地協・地区会議・退職者連合)ごとに、幅10メートルの間隔で草刈り作業を行います。当日は、急傾斜の山道を徒歩で登り、足場の悪いカルスト台地に茂った草を草刈機や鎌などを使いながら作業を行います。「山口県高齢・退職者団体連合」からも、毎年20~30名程度の仲間が参加し、自前の道具を使って作業を行っています。

火道切り作業をする地元の人の高齢化に対応

草刈りボランティア2

 これまでは、火道切り作業は地元周辺の人たちが大変な労力を費やして行っていましたが、作業をする人の高齢化に伴い、担い手不足が深刻なものとなっていきました。
 こうした中、「連合山口」といった山口県の労働組合と連携して支援していくことが決まり、平成16年から「秋吉台草刈ボランティア活動」を毎年11月に実施。「山口県高齢・退職者団体連合」としても現退一致の取組として、「少しでも地元の人たちの手助けになれば」との思いを持って、年1回、毎年多くの仲間が結集しています。

延べ約4,500名の仲間が草刈りボランティア参加

 「草刈ボランティア活動」も12回目を迎え、延べ約4,500名の仲間が活動に参加しています。「これからも『連合山口』と連携のうえ、積極的にボランティア活動に参加していきます。今年も11月中旬には草刈りの活動を予定しています。参加者が高齢化していて体力的にきつくなっていることも確かなので、若年高齢者の参加の必要性を感じています。今は山焼きボランティア活動が中心になっていますが、こうしたボランティア活動こそが『山口県高齢・退職者団体連合』の運動の原点であり、地域貢献や社会参加活動の柱であり、支え合い・助け合いの実践の場であると考えているので、今後は山焼きに限らず、高齢者の経験と知恵が生かせる様々なボランティア活動に幅を広げていきたい」と代表の升田正通さんは今後の抱負と課題を話します。