弘前観光ボランティアガイドの会
全国から年間300万人が訪れる観光都市「弘前」を支えるボランティア。
弘前城で有名な弘前公園や地元の史跡などを案内
城下町弘前は、歴史と文化の観光都市として有名で、年間300万人の観光客が訪れます。平成7年に活動をスタートさせた「観光ボランティアガイドの会」は、全国各地から訪れる観光客に桜と弘前城で有名な弘前公園をはじめ、地元の史跡などを案内しています。ガイド歴19年の代表の黒滝弘さんの津軽弁を交えたガイドは、観光客にも好評で、毎年春の桜の花見シーズンなどにはテレビや新聞などに登場し、地元の名物ガイドとしても知られています。
地域に貢献できること、生きがいになることをしたい
「平成5年に退職して、何か地域に貢献できることはないかと、生きがいにもなることを探していたところ、観光ボランティアガイド養成講座の記事を新聞で見て応募したのがきっかけでした。平成7年にボランティアガイドの養成講座を修了後、弘前の魅力を自分の語り口で全国の多くの皆さんに伝えていきたいという思いが強くなり、設立されたばかりの『弘前観光ボランティアの会』に早速入会しました」と現在の会事務局長の黒滝さんは話します。
年間100日、市内3コース「観光街歩き」のガイド
「観光ボランティアガイドの会」は、春のさくらまつり(2週間)、夏のねぷたまつり(1週間)、秋の菊ともみじまつり(17日間)をはじめ、そのお祭り期間以外でも団体客のガイドとして、史跡案内や日曜朝市の案内など幅広く活躍しています。平成24年からは「ひろさき街歩き」事業に加わり、ガイドとしてのレベルアップを図りながら、年間約100日、通年行う市内3コースの「観光街歩き」のガイドを務めています。弘前観光コンベンション協会と連携協議し、ガイド会役員と打合せを行い、「タイムスリップさせるように」「ロマンを感じさせるために城下町特有の仕掛けを地図で説明してから歩く」など、街歩きガイドのポイントを学びながら、より喜ばれるガイドを目指しています。東北新幹線が青森まで開通し、弘前城が4年前に築城400年を迎え、昨年秋からは弘前城石垣大修理が始まりました。それらもガイドの新しい内容として盛り込んで、今年も多くの皆さんに弘前を満喫してもらうため、今からその準備に取り組んでいます。