NPO法人芦花公園花の丘友の会
「花を愛する豊かな心」が、「人を愛する優しい心」を育てる。
徳富蘆花にちなんで公園に「花の丘」をつくりたい
「NPO法人芦花公園花の丘友の会」では、芦花公園の花壇の管理運営、例月の「花の丘フェスタ」を開催しています。その他、子供たちが「やご」を観察できるようログハウスを設置、自然観察会の開催など、公園を訪れた人たちに課外活動の場を提供しています。
また、「せたがや生涯現役ネットワーク(地域活動団体・事業者・大学等の諸団体が「生涯現役」を共通テーマに立ち上げたネットワーク)」 にも参加、他団体との交流や新規入会者の獲得に力を入れています。
平成7年、東京都によって芦花公園内に「樹林公園」を設置する計画が立てられました。その際に、近隣住民から「徳富蘆花にちなんで『芦花公園 花の丘』をつくりたい」という希望があり、「芦花公園花の丘計画」のアイデアを商店会のメンバーがイラスト入りの図面にまとめて「花木や草花の豊かな公園にしてほしい」という要望書を東京都に提出し、平成8年10月に「芦花公園花の丘友の会」を発足させました。
毎月1回「花の丘フェスタ」街中を花で満たしたい
地域住民グループで構成された「芦花公園花の丘友の会」は、平成11年11月に特定非営利活動法人の法人格を取得し、花壇を自主的に維持管理することになりました。
発足当初は「さくら祭り」「ひまわり祭り」「コスモス祭り」の年3回のイベントを開催。毎回3,000人以上の来園者を迎えました。
平成17年7月からは毎月第1日曜日を「芦花公園花の丘フェスタ」とし、各種イベントを開催。その他、毎年、春と秋に近隣小学校と協力して小学生による種まき体験を実施。秋には枯れた茎の整理を兼ね「やきいも大会」を開催、やきいも400個の無料配布など、季節を実感できる貴重な体験を子供たちに提供しています。
自然環境保護をベースとした情操教育の一環として、平成17年より花の丘に隣接する場所に「みんなのとんぼ池」を作り、平成18年には「芦花公園自然観察資料館」も完成。とんぼ池と資料館では、水中生物や草木などの自然観察会、木の実などを集めた勉強会などを、子供たちのために開催しています。
子供たちに、地域に、花を愛する心が育つように
花壇管理のグループは、毎週日曜日の午前中に花壇の手入れを行っています。「花の丘フェスタ」は2か月に1回、「みんなのとんぼ池」では毎月1回、それぞれの担当メンバーで作業分担などについての打ち合わせを行います。また、区からの後援を受けて「花の丘フェスタ」開催周知のポスターを区内の掲示板などにも掲示しています。
「今後はフェスタをより盛大に行うとともに、2,000平方メートルの花壇に花が絶えることのないよう日々の活発な活動を目指します。将来は環状8号線に予定されている軌道『エイトライナー』の駅名が『芦花公園花の丘駅』となるよう運動し、地域を活性化していきたい。また、地元の幼稚園や小学校と協力し、子供たちに土や植物や花に直接触れる機会を多く作って、花を愛する豊かな心を育てていきたい」と代表の田瀬裕水さんは話します。