令和元年度 エイジレス・ライフ実践事例

都道府県・指定都市・中核市及び高齢者関連団体から推薦のあったエイジレス・ライフを実践する75名、社会参加活動を行う79団体の中から、内閣府に置かれた選考委員会(委員長:瀬沼克彰 桜美林大学名誉教授)の案を踏まえ、内閣府において、今年度のエイジレス・ライフ実践事例(個人)49名社会参加活動事例(グループ等)53団体を決定しました。

決定されたエイジレス・ライフ実践者に対し「エイジレス章(しょう)」、社会参加活動団体に対し「社会参加章(しょう)」を章する書状を交付するとともに記念の楯を授与します。

令和元年度 エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例選考委員会

委員長
 瀬沼 克彰桜美林大学名誉教授

委員
 有馬 廣實拓殖大学名誉教授
 大島 典子日本テレビ放送網(株)コンプライアンス推進室考査部
 佐藤 摩利子国連人口基金東京事務所所長
 竹川 智子(株)フラン代表取締役
 松村 直道茨城大学名誉教授
 樋口 圭一長野市保健福祉部長
 (敬称略)

エイジレス章受章者

北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体

(注)年齢は、平成31年4月1日現在

北海道・東北ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 青森県(青森市) かぜはれ みつぐ
風晴 貢
81 退職後、青森ねぶたボランティアガイドを始め、「ねぶた」の持つ魅力や奥深さを紹介している。さらに、ねぶたに使用した和紙と紐を再利用したオリジナルの栞を手作りし、これまで約5千人の観光客に記念としてお渡しし、とても喜ばれている。また、出前講座で地元小学校へ赴き、ねぶたを中心に子供達にも地元の歴史文化について伝えている。ねぶたという地元の重要無形文化財に誇りと愛情をもって積極的に活動している。
2 福島県(須賀川市) えばた みなこ
江幡 美奈子
81 高齢者の集いの場として童謡の会「カナリヤ」(合唱団)を設立し、現在会員は170人にのぼる。地元出身の国内外で活躍する音楽家(教え子)たちと、ふるさと須賀川の橋渡しを担い、地元の音楽芸術の振興に努めている。また、市内の障がい者施設に月1回通い、長きにわたり歌で障がい者を元気づけている。今後、「童謡」に込められた日本の心を子ども達、若い親達に伝えていきたいと歌の教室の企画など、意欲的に活躍している。
関東・甲信越ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 東京都(杉並区) すずき きぬえ
鈴木 絹枝
100 100歳という高齢にも関わらず、社交ダンスや盆踊りに参加しており、地域の高齢者から尊敬を集めている。平成10年から約20年間老人クラブの会長職を務め、退任後も役員として活動している。高齢者のひきこもりに問題意識を持っており、「外に出て、人と関わり、楽しむこと」が大切だということを、日々の活動やマスコミの取材を通じて発信している。
2 東京都(あきる野市) いとう さぶろう
伊藤 三郎
77 定年後は、カナダに渡り、過去の地位や誇りは内に留め、新たに日本語を教える活動や整体指圧の技能提供などの活動に携わってきた。様々なボランティア活動を通じて自分・家族・他人・地域のためにできることを見つけては精力的に活動している。伊能忠敬のように一身二生の人生を送りたいと、仕事で培ったことには固執せず、自分の人生と向き合い何がしたいかを見つけ、それを実行している。
3 神奈川県(開成町) いしい てつお
石井 哲雄
74 会社員時代に消防設備士、消防設備点検資格者1、2種を取得。その経験を生かし、自治会役員に就任後は地域の防災活動に取り組んでいる。現在に至るまで防災絵本の発刊や地域防災組織の立ち上げなど地域防災活動に積極的に努めている。 また、陸上及び海上自衛隊の見学や、各種防災講座の受講を現在も継続しており、自己研鑚に努める。
4 船橋市 おかもと としみ
岡本 寿観
82 定年退職後、地区社会福祉協議会でボランティア活動を始め、その活動で知り合ったハーモニカの先生に師事し、演奏の技術を習得。その後、高齢者施設やふれあいいきいきサロンなどで年間約40カ所60時間以上の慰問を行っている。さらに、毎月地域の小学校や保育園にて枝の剪定や草取りも行い、子供たちとの交流を大切にしている。「ボランティアは自分にとって生きる活力」と、現在も自転車で移動し、ボランティア活動を続けている。
5 長野市 さかい かつまさ
酒井 勝正
81 大工として長年住宅建築に携わり、定年後に始めたカヌーを20年間続け,子供たちに指導するなど、地域の活性化に尽力している。80才を過ぎた現在もカヌークラブの会長を務め、実際ご自身でもカヌーに乗り現地で指導をしている。また、地元の小学校や近隣の小学校に出向き、カヌーの体験授業を行っている。 多世代が地域で支え合いながら地域の活性化につながるよう活動をしている。
6 長野市 ひろた きいち
廣田 喜一
83 長年、地域の伝統行事として開催されてきた道祖神祭り保存会の会長となり地域内外から訪れた方へのガイド等を行うなど地域の活性化に取り組んでいる。また、地元の小・中学校を訪れ、しめ縄づくりの講師を務める等、藁の文化の伝承に尽力している。長野県の無形民俗文化財に指定されたことにより、一層生きがいを持って活動に取り組んでおり、現在も地域に貢献さている。
東海・北陸ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 富山県(射水市) しおい じゅんこ
塩井 順子
80 退職後に大正琴を始めるとともに講師資格を取得し、平成4年から現在まで27年間地域のコミュニティセンターなどで教室を開き指導している。現在は活動の幅を広げ、小学生から高齢者まで幅広い世代を対象に、6つの教室と小学校において月20回の指導を行っている。また、高齢者の生徒を集めた「はまなすグループ」を結成し、自治会行事での演奏活動や、福祉施設へのボランティア訪問を行うなど、地域社会に貢献している。
2 石川県(珠洲市) まえだ てるお
前田 輝男
75 帰郷後、寂れていく故郷の現状を目の当たりにし「地域の高齢者の集いの場」を作りたいと「里山カフェ一休さん」を開店した。調理師免許を活かし、飲み物やお好み焼きを提供し、地域住民のくつろぎの場となっている。また、自治体の協力による「脳トレ教室」や、認知症学習会、お花見など様々な行事も企画している。いろいろなイベントに広く声掛けして参加者を募るため、集まりはいつも活気に溢れ、地域住民からも喜ばれている。
3 石川県(白山市) ふるや しのふ
古谷 志乃ふ
74 お世話になった地域の人々の役に立ちたいとの思いから、退職後、地域福祉等の様々な団体の役を引き受け、ボランティア活動に取り組んでいる。 退職直後の平成13年から15年間務めた民生児童委員を皮切りに、市の介護相談員やボランティア団体の長、赤十字奉仕団等団体での活動に加えて、個人としても公民館等の美化活動や介護予防サポーターなど、様々な立場で地域や住民のため、ボランティアとして活動している。
4 福井県(福井市) ただ くにお
多田 邦夫
77 60歳の頃、糖尿病を患い入院。入院中に描いた食事絵日記が話題になる。友人から教えてほしいと声がかかるようになり、平成15年から色鉛筆画教室を始めた。その後活動を広げ、現在は、公民館等の県内13か所で 色鉛筆画教室を開講しており、約130名の生徒が在籍。平日はほぼ毎日教室で指導している。今後は、「福井のまち」をスケッチし、まちづくり、まちおこしにも関与したいと考えている。
5 岐阜県(美濃加茂市) ばば けいこ
馬場 慶子
80 平成15年「みのかも花づくりの会」の設立に関与。当初から行政との連携、窓口、企画運営、資金調達に携わり、住民、幼児教育関係者、介護事業者と協働し、福祉・環境・文化など幅広い活動を通じ、仲間づくり、健康づくり、まちづくりに尽力。その意欲は80歳になった今でも旺盛で後輩の指導に当たり、年間200日超のボランティア活動を通じ、高齢者が社会から孤立することなく、健康で明るく幸せな暮らしができる社会づくりを実践。
6 愛知県(大府市) ふかや たいぞう
深谷 泰造
85 大府市高齢者集いの場検討委員会会長を務め、自らが発起人となり男性参加者限定のふれあいサロンを立ち上げ、子ども会や地域住民とも積極的に交流を図っている。また、環境美化の推進と、農業体験を通じて食の安全と地産地消の啓発活動、世代間交流に取り組む「おおぶ菜の花クラブ」を立ち上げ、仲間づくりや生きがいづくりに取り組んでいる。
近畿ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 兵庫県(養父市) いしはら こうさく
石原 耕作
85 悲惨な死亡交通事故を無くしたいと平成9年から今日まで、毎年春、秋の全国交通安全運動に、ペットボトルや空き缶など、廃物を使用した特大の啓発看板を自力で作製し、養父署前や国道沿いに設置して事故防止を啓発してきた。看板の効果は非常に大きく、死亡事故は激減した。22年間継続して斬新な啓発看板を制作しており、地域の評価も高く、所轄の養父署にも継続を期待されている。
2 奈良県(王寺町) つじもと りよ
つじもと 良
79 昭和50年から40年以上継続して、交通安全指導や子どもの見守り活動を行っている。春秋の交通安全運動では駅前や青色防犯パトロールでの啓発活動、反射材の普及啓発、手作りでの交通安全立看板の製作を展開、日頃から西和警察署と連携した啓発活動も積極的に実施している。また、ティッシュカバーや爪楊枝入れなど手に取った人が喜ぶ啓発品を年間約千点手作りする等、子どもからお年寄りまで幅広い世代から感謝されている。
3 奈良県(下市町) おおつ ひろつぐ
大津 博嗣
79 平成25年より下市町本町区の老人会会長を務める。地域の介護予防、地域交流を目的として、同会の活動を活発にさせ地域交流をはかるとともに多大な地域貢献を果たしている。同区において、いきいき百歳体操を立ち上げ、地域介護予防に主体的に取り組んでいる。また、下市町の伝統文化にもすすんで協力し、恵比寿神社祭事には総代として参加して地域行事を盛り上げている。そのほか、川柳や秋津太鼓などにも積極的に挑戦している。
4 和歌山県(紀の川市) すぎもと とらお
杉本 乕雄
82 『社会の役に立ちたい』との強い思いから、「いきいきSUN」にボランティアスタッフとして登録し、県内のイベントやスポーツ交流大会等の運営において、積極的に活動している。また、「わかやま元気シニア生きがいバンク」にも登録し、施設に入居する高齢者の将棋の相手となり、高齢者の健康づくりや楽しさを広げる活動を行っている。その他、地区において自主防災組織を立ち上げる等、強いリーダーシップを持って社会貢献に取り組んでいる。
5 神戸市 わだ かんじ
和田 幹司
75 阪神淡路大震災の甚大な被害を受けた神戸・長田の再生を想い、鎮魂の祈りを捧げる活動、まちの魅力を発見するまち歩き、市民芸術祭、ラジオパーソナリティーなど様々な活動に参画しまちの魅力を伝え、それら魅力を書籍4部作にまとめわかりやすくまちの魅力を伝える。このような活動を通じ若い世代からまちづくりのリーダーとして慕われ、まちに人を引き込み、定住する人、職に就く人を多く発掘、若い世代と新しいムーブメントを起こしている。
中国・四国ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 愛媛県(西条市) おかだ つないち
岡田 綱一
101 多賀体育協会創設時の初代会長であり、昭和61年4月から平成9年3月まで会長を務め、永年にわたって地域住民のスポーツ普及振興に著しい貢献をしている。自身もクロッケーやグラウンドゴルフをしている。101歳となる現在も、週2回は地元の公園に自ら自転車に乗って通い、地域の人々とグラウンドゴルフを楽しんでいる。その元気な姿は同じ地域の高齢者の目標となっている。
2 高知県(高岡郡佐川町) いしもと みつのり
石元 光典
71 「自分の趣味を生かし、佐川町をテニスの町にしたい」と、退職後、地域にジュニアテニスクラブを設立。ボランティアで日々指導に当たっている。また、地元総合型スポーツクラブのテニス部責任者として大人を対象にしたテニスの指導も行っている。幅広い年齢を対象にした交流大会を毎年開催し、地域のスポーツ振興・健康づくりに貢献している。自身も現役テニス選手であり、研鑽を重ね全国大会でも優秀な成績を残している。
3 下関市 はぎわら ひでのぶ
萩原 秀信
74 お寺の日曜教室で子どもに喜んでもらえるものをと「紙芝居」を思いつき披露したことをきっかけに平成3年から活動を開始。地元の小学校では、郷土を訪ね歩く探検学習に毎年参加しており、昔話の登場人物を声色で演じ分ける紙芝居は、子どもたちが目を輝かして見入ったり、上演後子どもたちに囲まれることが励みとなっている。また福祉施設や地域のふれあい・いきいきサロンでは高齢者には懐かしい「黄金バット」などを上演し、大変喜ばれている。
九州ブロック
ブロック別通し番号 推薦自治体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 福岡県(志免町) なぎの すみお
薙野 澄男
82 「博多にわか」で人々を楽しませ幸せにしたいとの思いから、「博多にわか振興会」に加入し、志免町内、福岡市内を中心に医療福祉施設・町内会・企業等をボランティアで訪問し、演芸を披露している。現在まで継続して活動しており、人々に笑いと元気を届けている。平成13年からは町内会長等の地域の役員も18年間務め、70歳を過ぎてからはパソコンにチャレンジし、老人クラブと町内会の会報を毎月作成発行するなど、様々な活動を行っている。
2 熊本県(宇城市) にしやま ひろし
西山 弘
94 小学校・中学校の部活での剣道の指導に約半世紀の長きにわたり尽力してきた。約10年前に部活動の外部コーチの職を勇退したあとも、「健康でいる限り、防具を着け剣道を続けたい。後輩の育成にも力を注いでいきたい。」との思いから、94歳になった現在も一般の剣士へ週3回の指導を続けている。若い人との交流が現在の活動のモチベーションにもなっている。剣道歴は80年を超え、「生涯剣道」を目指している。
3 大分県(由布市) おおや ひさお
大矢 久雄
83 退職後、平成元年から現在まで由布市の小学生・中学生を中心に、陸上教室を通し、子ども達や保護者との世代間交流活動に積極的に努めている。穏やかで優しい人柄で、沢山の関係者から厚い信頼を得ている。また、自身も81歳まで陸上マスターズ大会の100m走に参加するなどしており、その意欲溢れる行動に感銘を受ける子ども達も多い。
4 宮崎県(都城市) まごめ ひでお
馬籠 英男
84 地域内の高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも元気で暮らしていけるように、居場所茶飲ん場の設置や食事交流会「おじゃったもんせ」の開催により、相互の見守り活動や安否確認を行い、高齢者の安心安全を図るとともに、地域行事への参加促進や健康づくり教室などにより、健康と生きがいづくりを推進している。また、小学校児童とのふれ愛まつりなどで、伝統行事や昔の遊びの伝承により、三世代交流を図っている。
5 沖縄県(北谷町) はまさき すみこ
濱崎 純子
90 町文化協会にて裏千家茶道部を立ち上げ初代会長として11年務め、地域の文化祭や生涯学習祭り福祉まつりでは、お茶を楽しめるよう敷居を低くし、子どもからお年寄りまで気軽に楽しめる呈茶席を開き地域に根ざした茶道普及に努め茶道文化を広めている。また、茶道のみならず書道教室も実施し、高齢者へ書道指導を行っている。町生涯学習施設の書道教室では、書道・ペン習字講師を25年続けている。
6 沖縄県(糸満市) くによし つねこ
國吉 恒子
76 40年以上勤めた市役所を定年退職した後、行政相談員として12年もの間長く活動されている。地域市民と行政との様々な問題に対し、粘り強く双方の調整と地域に寄り添った相談解決に尽力された。この功労により平成30年度の総務大臣賞を受賞されている。また、子どもを対象とし書道教室で15年の長きにわたり指導する中、3名の書道師範を育成した。地区の行事イベント等にも積極的に関わり地区全体の発展のため日々活動されている。
7 沖縄県(豊見城市) きんじょう はつこ
金城 初子
90 民生委員を12年間務め、平成元年に操体法と出会い、1年間学び、平成2年から操体法の活動を現在まで続けている。身近な公民館を利用して29年間地域の高齢者を先導して一緒に健康づくりに励んでいる。講座では、操体法から始まり、あいうべ体操や、途中で歌の上手な方にリードを譲り「ふるさと」を合唱しながら指体操、「柔」に合わせたリズム体操、体のマッサージと、参加者の得意な事を交えながら無理なく体操を行っている。
8 北九州市 いぬき ただひこ
五貫 直彦
76 NPO法人北九州ウオーキング協会理事長及び福岡県ウオーキング協会の会長として地域でのウォーキングの中心人物となりウォーキングの普及に大きく尽力。「北九州無法松ツーデーマーチ」や「西日本100キロビッグハイク」といったイベントだけでなく、市民センターでの初心者向けウォーキング教室を開催したり、北九州市と協力してスマートフォンのウォーキングアプリの普及を図るなど市民のスポーツの習慣化、健康づくりに多大な貢献をしている。
関連団体ブロック
ブロック別通し番号 推薦団体名 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 日本退職者連合(滋賀県守山市) ますだ かつじ
増田 勝治
74 競技かるたを1975年に始め、44年間に渡り趣味のかるたを楽しむ傍ら、競技かるたの普及活動にも尽力。1993年に「大津あきたの会」や「滋賀県かるた協会」の会長に就任。定年退職後の2006年には「日本高等学校かるた連盟」会長にも就任。若人がかるたに興味を持てる環境づくりなど、競技かるたの普及と拡大に励み、昨年11月には念願の第1回競技かるた世界大会を実現させた。競技かるたブームを作った一人と言われている。
2 認定NPO法人大阪府高齢者大学校(大阪府大阪市) にしむら ゆくお
西村 征雄
75 人の「笑顔」や喜んでいる姿を見るのが好きで、腹話術を初め、平成14年に技術向上を目標に同好会を創立、吹田市・茨木市の福祉協議会にボランティア登録し、本格的にボランティア活動を開始。老人ホーム等に訪問し、慰問活動を続けている。平成21年に認定NPO法人大阪府高齢者大学校へ入学し「地域コミュニティー科」を振出しに継続8年間在籍、自己研鑽に努めた。現在まで「無償ボランティア」を基本に年間50回以上慰問活動を続けている。
3 認定NPO法人大阪府高齢者大学校(大阪府大阪市) たなはら やすこ
棚原 安子
79 昭和47年6月に少年野球チームを発足させて今日まで、46年間子供たちに野球の技術指導はもとより、生活面での指導にも力を入れてこられた。平成18年次世代の子供たちを育てるためには、自らも成長しなければと「認定NPO法人大阪府高齢者大学校基礎英語科」に入学、受講生パワーに触発され、学校の発表会に参加、入賞される等、充実した生活を送られている。今もノック等実技指導にも参加している。
4 (公財)全国防犯協会連合会(茨城県つくば市) はが しゅうこう
芳賀 脩光
78 県内各地で「高齢者健康運動教室」を開催し「健康に生きる力・生き続ける力をつくる」を目標に老化・疾病予防に及ぼす運動の効果を講演し、普及に努めている。「生活環境を健全に保つ」点について、つくば地域の安全安心な街づくりに努力し「自警団」を結成、更に100団体以上のつくば市全体の自警団活動を推進する「つくば市防犯自警団連絡協議会」を立ち上げ会長として各自警団活動の推進役を担う。関防連表彰を受賞している。
5 (公財)日本レクリエーション協会(福岡県大野城市) ひご きいこ
肥後 喜子
79 大学病院で60歳定年まで看護師として働いた後、70歳まで10年間介護支援専門員として勤める。70歳からその専門的な知識と経験を活かし、今日まで8年間地域福祉・福祉レクリエーション活動継続している。さらに、平成29年5月1日健康管理士の資格を取得。予防医学に基づく健康全体を捉えた地域健康増進活動や福祉活動を、自宅開放も含めて年間300回以上実施し、幅広い地域、一人暮らしの高齢者など多くの人から大変感謝されている。
6 (公社)全国シルバー人材センター事業協会(福島県相馬市) わたなべ こうき
渡邉 弘毅
76 東日本大震災により、心身の苦悩を少しでも癒されたらと思い、児童福祉施設や小学校又、地域の皆さんに花をとおして心豊かに思いやる人間に育つ手助けに少しでもなるように、自身のできる範囲で平成23年よりマリーゴールド等花の植栽を行っている。子供達からは、感謝の寄せ書きをいただいたり、学校からは感謝状が渡され、地域から大変感謝されており、今後も積極的に活動に期待されている。
7 (公財)さわやか福祉財団(東京都港区) こんどう ひとし
近藤 均
82 大船渡市末崎地区で小学校校長、民生児童委員等として築き上げてきた人望と知見を生かし、東日本大震災においても避難所運営から仮設住宅の自治会組織の設立、また、住民の要望をまとめ行政へ提言するなど活躍。平成26年には地域包括ケアのあるまちづくりを広げるため、「NPO法人大船渡共生まちづくりの会」を設立し代表となる。居場所ハウスの設立にも関わる等、住民主体の助け合いの推進や絆づくりに大きく貢献している。
8 (一財)日本郵政退職者連盟(北海道札幌市) にしの ただし
西野 忠士
93 第二次世界大戦で、極寒地のシベリア抑留という過酷な労働経験を、語り部として広く後世に伝え二度と戦争のない平和な世の中の尊さを訴えていくという強い心意気で、93歳という高齢にもかかわらず、各団体等からの講演の要請には積極的に応え全道を奔走している。また、健康管理に対しても各種行事に積極的に参加し、元気ハツラツ正に高齢者の模範として慕われている。
9 (一財)日本郵政退職者連盟(宮城県角田市) さとう しゅんいち
佐藤 俊一
81 得意のハーモニカで地域の高齢者の方々に大いに喜ばれ、地域の高齢者に生きがいと楽しみを与える等、貢献している。携帯用アンプとマイクを持参して、介護施設、老人クラブ、地区の公民館のイベントや各種の懇親会でハーモニカを演奏し喜ばれている。 平成9年角田ハーモニカ教室を開設して、地域住民にハーモニカ演奏を指導し、そのハーモニカクラブで、介護施設等への慰問演奏を行い、地域の皆様から大変喜ばれている。
10 (一財)日本郵政退職者連盟(栃木県宇都宮市) しばた みちなお
柴田 迪直
81 在職中から培った書道技量を活かして、平成22年10月からディサービス施設で毎月2回80歳から90歳代の通所者に書道を指導し、認知機能の衰えを抑えるのにも役立てており、通所者と施設から大変喜ばれている。また平成27年11月からは地域福祉事業の一端として、地元自治会活動に協力し、就学前の幼児から80歳代まで幅広い世代が一堂に会する「書道教室」を、月2回から3回開催し地域の福祉活動と活性化に貢献している。
11 (一財)日本郵政退職者連盟(長野県上田市) たけうち りぞう
竹内 理三
85 絵手紙教室の講師として複数団体に関わり、絵手紙の普及に努める。 地元自治会の公民館長任時、絵手紙の作成方法を学び、その後自治会内で絵手紙サークルを組織して活動を開始。平成22年、広島県の「筆の里工房」の「絵手紙文化種蒔人」に認定されたことを契機として活動の幅を広げ、現在5つの教室等の代表や講師を精力的に努める。平成30年度からは、長野県シニア大学のクラブ活動の一つとして、絵手紙教室の講師に就任し、活動を続ける。
12 (一財)日本郵政退職者連盟(長野県長野市) はやしべ のりお
林部 範雄
78 「多くの人達に楽しみを」と、10年前にマジッククラブに入会し技を磨き、地元のイベント等で手品を披露する活動を開始。介護施設・児童館・近隣地域等からの要請が増え、手品の他に「玉すだれ」・「腹話術」・「コカリナ」を習得し、年間70回以上の慰問等の活動を実施。「プロ並みの技に感動」との多くの賞賛を得ている。現在、、初心者の育成・指導にあたるなど、地域に貢献している。
13 (一財)日本郵政退職者連盟(石川県白山市) うえだ よしのぶ
上田 喜信
77 退職後、日々の生活にリズム感を持つと同時に、健康づくりや地域の人たちとのふれあいを大切にした地域貢献を何かやらねばと、平成16年から現在までの約15年間継続して、①グランドゴルフ、②朝顔づくり、③菊づくり、④門松づくり等 の活動を開始し、グランドゴルフ大会や朝顔づくり講習会等の開催や朝顔苗・門松等を公民館や福祉施設、保育園など地域の公共施設に寄贈を通し、地域の活性化・融和に貢献し喜ばれている。
14 (一財)日本郵政退職者連盟(三重県伊賀市) みうら あきら
三浦 明
73 趣味の音楽を通じて、心身の障害の回復、機能の維持改善等、行動の変容に効果のある「音楽療法」に出会い、退職を機に「伊賀音楽療法研究会」に入会。平成17年4月伊賀市社会福祉協議会認定の「ミュージックコーディネーター」の資格を取得し「音楽療法活動」を開始。福祉施設や社会福祉協議会の派遣事業として地域で開催される、福祉施設等へ赴き地域に根差した音楽療法活動を月に15日程度行っている。
15 (一財)日本郵政退職者連盟(京都府船井郡京丹波町) おおた きよし
大田 喜好
80 江戸時代末期に和知に始まった人形浄瑠璃を保存、継承の活動を続けている。現在、道の駅「和(なごみ)」に併設の伝統芸能常設館において、毎月一回の定期上演の他、地元和知小学校、和知中学校の児童、生徒に指導している。また、機会あるごとに上演、出演している。2月15日(金)にはNHK、18時45分からの「京これ」に出演した。
16 (一財)日本郵政退職者連盟(大阪府寝屋川市) たけした ただし
竹下 忠
82 平成15年から平成30年まで、枚方市から守口市の境界まで約6kmに亘る淀川河川敷の美化活動を行っている。雨の日以外毎日欠かさず岸辺のごみの撤去を長時間行っている。住民からは感謝や激励の声が多くごみ袋を提供する人や、ラジオ体操をする人や魚釣りをする人たちの中から一緒に協力する人が出てきた。また、NPO法人シニア自然大学環境科と共同して毎年淀川河川公園での清掃活動を実施し自然大学学習の中で活動報告を行っている。
17 (一財)日本郵政退職者連盟(島根県浜田市) すみだ しょうぞう
隅田 正三
77 「西中国山地民具を守る会」を組成し、文化財の発掘、調査、収集、保存、活用を呼びかけ、町おこしと啓発活動を実践。 提唱する「実践民俗学」では、消滅の危機にあった農具や生活用具など約3千5百点を収集・保存するとともに「民具を用いた労働慣行」を出版し、民具や紙すきの再現方法等を紹介。 また、文化講演会を実施するほか、公民館などで、「たたら製鉄」や地元出身の宗教哲学者「能海寛」及び文豪「島村抱月」の講座を企画・実施。
18 岡山県高齢者福祉生活協同組合(岡山県倉敷市) ごとう ふさこ
五藤 房子
78 若いころの職務によって得た様々な子育てに関する知見や経験を、存分に生かし、地域の子育て支援に一心に務める姿は地域の高齢者の模範となるものである。 明るく元気に子供たちと接する姿は、広場を利用する若いお母さん方からも信頼が厚く、日々、様々な子育てに関する疑問や悩みが寄せられている。少子化が進む中、高齢者が子育て支援に取り組むことは、地域の活性化に大いに役立つ。
19 NPO法人高齢社会をよくする女性の会(長野県佐久市) ささき みやこ
佐々木 都
90 40年前、自宅(旅館)の一画を提供し、農村地帯の女性(嫁)たちが月一回は休日をつくって集う、自立して生きるための学び合いの場づくりを提唱。以来40年佐々木都さんは「佐久しあわせ教室」を主宰しつづけ、旅館の女将として多忙を極める中、短歌やエッセーなどを数多くつづり、不戦・平和を訴え続けるなど社会活動でも先駆的に活躍している。ときには専門講師を招き楽しく学ぶ"楽校"は、地域の社会活動の拠点になっている。

社会参加活動事例(社会参加章受章団体)