令和8年度 エイジレス・ライフ実践事例

都道府県・指定都市・中核市から推薦のあったエイジレス・ライフを実践する60名、社会参加活動を行う51団体の中から、内閣府に置かれた選考委員会(委員長:牧野篤 大正大学地域創生学部教授)の案を踏まえ、内閣府において、今年度のエイジレス・ライフ実践事例43名社会参加活動事例39団体を決定しました。

決定されたエイジレス・ライフ実践者に対し「エイジレス章」、社会参加活動団体に対し「社会参加章」を章する書状及び記念の楯を授与します。

令和8年度 エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例選考委員会

委員長

牧野 篤
大正大学地域創生学部 教授

委員

池田 昌弘
特定非営利活動法人全国コミュニティライフサポートセンター 理事長
澤岡 詩野
東海大学健康学部健康マネジメント学科 准教授
菅原 育子
武蔵野大学ウェルビーイング学部 教授
藤原 佳典
東京都健康長寿医療センター研究所 副所長

(敬称略)

エイジレス章受章者

※ 年齢は令和8年4月1日現在

通し番号 活動地域 (ふりがな)
氏名
年齢 エイジレス・ライフの概要
1 青森県 弘前市 小山 三千雄(おやま みちお ) 79  昭和57年に弘前交通安全協会に入会した後、地域の交通安全活動を精力的に推進しており、平成30年からは弘前交通安全協会会長に就任し、同協会を運営しながら、「住んでよかったあずましいまち」をスローガンに掲げ、同協会の活動はもとより、令和5年には弘前地域交通安全活動推進委員会長も兼任し、毎月15日には「高齢者交通安全の日」街頭啓発活動を弘前市内のスーパーにおいて実施するなど、同推進委員活動を活性化させ交通事故防止に貢献している。また、平成7年4月から令和7年2月に退任するまでの約30年間、保護司として犯罪や非行をした人達の立ち直りを地域で支える活動をしており、さらに、令和2年に弘前市町会連合会会長に就任してからは、これまで以上に弘前市民の声に耳を傾け、安全・安心なまちづくりに大いに貢献している。
2 青森県 三沢市 齋藤 豊紀(さいとう とよき ) 85  会社勤めの傍ら、平成10年から町内会長や市連合町内会の事務局長職に就き、現在まで約30年間、町内会活動に尽力している。退職後は、地区老人クラブや「泉町おらほの寺子屋」を立ち上げ、地域の高齢者の「つどいの場」設置や「居場所づくり」を行い、年間30回程度、地域住民が交流できる事業を企画するなど、地域のリーダーとして活動している。また、平成13年にはシニアバンドを結成し、懐かしの歌謡曲や童謡、ジャズなどを年間20回ほど、公民館や施設慰問等、多くの場所で演奏し、参加者に大変喜ばれている。その他、こどもたちを対象とした将棋教室や高齢者仲間を取材・紹介するシニアライター活動にも携わるなど、地域の人との交流と笑顔を大切にしながら、積極的に社会参加・社会貢献活動に取り組んでいる。
3 岩手県 奥州市 高橋 榮藏( たかはし えいぞう ) 81  岩手県職員として勤務した後、定年を迎えふる里奥州市水沢福原に帰郷され、農業に従事している。同時に、行政区長や町内会長として地域の発展に貢献。また、後藤寿庵を敬愛し「福原就封400年記念事業」を成功させ、後藤寿庵顕彰会を設立。地域歴史の掘り起こしや文化伝承活動を積極的に取り組んでいる。「福原分教場跡地記念碑」建立といった地域活動、福原神楽の保存・継承、子どもたちの登校見守り、地域農業の維持推進など、多岐にわたり情熱と力を注いでいる。その尽力により市内のモデル町内会として評価されるなど、地域における住民の厚い信望、精力的活躍が評価されており、社会福祉法人や神社等から要請されて役員に就任するなど、その精力的な活躍は地域内外から広く認められている。
4 岩手県 奥州市 小野寺 茂美( おのでら しげみ ) 77  19歳で踊り始めた郷土芸能「伊藤流行山鹿踊(ギョウザンシシオドリ)」を、現在まで継続するとともに、存続の危機もあった同踊を継続し、伝承活動の中心的役割を担ってきた。平成15年からは、羽田幼稚園(令和5年度末閉園)で子供たちに踊りの指導を行い、その中には現在も活動を続ける者もおり、地域文化の継承に確かな成果を上げている。また、地元の祭りをはじめ、県内外の行事やイベントに出演することで、地域の魅力発信にも寄与している。特に平成8年にはバチカン市国で踊りを奉納し、ローマ法王代理から称賛を受けるなど、国際的にも高い評価を得ている。地域活動においても、行政区長や振興会会長などを歴任し、人望と人格が高く評価され、長年にわたるひたむきな努力と功績は大きく、地域文化の継承と活性化に欠かせない存在である。
5 宮城県 塩竈市 遠藤 春夫( えんどう はるお ) 80  退職後に始めた絵手紙を通じて、町内会絵手紙サークルを設立し講師として現在も活動しているほか、絵手紙の楽しさを伝えるとともに手紙文化振興に大きく貢献している。
平成27年から絵手紙教室の講師を務め、また、自らの作品を郵便局ロビーに展示しており、これまで塩釜郵便局はじめ多くの郵便局で延べ49回開催し、来局者の目を楽しませている。
平成29年4月には、愛好会を結成し、毎月第二日曜日に仲間が集まり、現在まで100回を超える開催となっている。
平成2年から市内中学校の依頼を受け、1年生を対象にした「地域に学ぶ うしおの光学習」の授業に講師として参加し、生徒たちに絵手紙の楽しさや手紙文化の大切さを伝える活動を行い、現在も継続している。
6 福島県 伊達市 樋口 静子( ひぐち しずこ ) 81 人生における楽しみの一つとして充実した時間を過ごすことができることを同年代の多くの仲間に伝えようと日本フォークダンスの指導や日本民踊の伝承に努めるとともに、自分が体験した感動を一人でも多くの人に体験してもらえるようにと手話ダンスの指導を行っている。 平成15年に町おこしのため盆踊りを作り、平成18年に手話ダンスサークル、平成22年に地域の民謡会サークルを立ち上げ、今もサークルに参加し仲間とコミュニケーションをとり、自分自身の健康増進と趣味の世界に広がりと彩りを添えている。
また、町のイベント等に積極的に参加したり、小学生に民踊や手話ダンスの指導も行うなど、世代間交流活動にも積極的に取り組み、地域社会に貢献している。
7 北海道 札幌市 佐藤 好雄( さとう よしお ) 75 「青少年の健全な育成に貢献したい」との考えのもと、長年にわたり札幌市の子ども会活動の指導者として青少年の指導・育成に取組むと共に、地域住民との交流を積極的に行っている。
郵便局長就任(平成6年)以降、退職後も活動を継続し、多年にわたる子ども会活動への貢献が評価され、令和元年10月には「全国こども会連合会会長表彰」を受けている。更に地域行事にも青少年とともに長年、積極的に参加しており、令和2年3月には「厚別区ふれあい事業実践者奨励賞」を受けている。
現在、民生委員・児童委員、厚別南地区社会福祉協議会理事、厚別区共同募金委員会監事、厚別区民ふれあい推進会幹事と厚別区や町内会の各種委員を長年務め、地域のリーダー的存在として多方面にわたり活躍しており、地域の福祉活動にも積極的に参画している。
8 福島県 郡山市 伊東 由乃( いとう よしの ) 84  JA福島さくら郡山地区女性部支部長を20年以上務め、レクリエーションダンスや大正琴など様々な活動を行っている。郡山市老人クラブ連合会では女性部副部長を務め、市や地域の老人クラブの行事に積極的に参加している。特にゲートボール大会ではコーチを務め大会運営に貢献している。また、地域のフラダンスクラブでは会長としてメンバーをまとめ、定期的に練習を重ね、地域の様々なイベントに参加するほか、福祉施設などを訪問し、フラダンスを披露して観る人を楽しませ、心を癒している。
9 福島県 郡山市 橋本 貴須子( はしもと きすこ ) 82  准看護師や民生委員などで培った知識と持ち前の行動力で、平成20年に周囲の協力を得て、地域高齢者の健康管理や孤独予防などを目的とした地域に密着したサロン会(通いの場)を設立した。集会所で月2回、血圧測定、体調管理、体操、脳トレ、小物作り、食事会、お茶会などを開催し、地域住民の生活環境などの現状や課題の把握に努め、健康増進や見守り活動に取組んでいる。また、平成30年からは老人クラブ「石筵夢想の会」会長を務め、ニュースポーツ(カーリンコン)大会を年2回開催し、地域の高齢者の交流の場を設け、健康づくりや親睦を図り、地域から厚く信頼されている。
10 福島県 郡山市 過足 福男( よぎあし ふくお ) 75  青果市場に勤務していた頃、居住地域に名所や旧跡がなく寂れていくのを感じ、地域活性化につながる取り組みを模索していた。昭和60年頃から郡山市中田町の自宅敷地約2ヘクタールでツツジやシャクナゲなどの庭木を育て始め、平成27年の定年退職を機に芝桜の植栽を本格的に始めた。令和4年頃からはチューリップも加え、「春うらら、ふらわーパーク」と名付けて、毎年4月中旬から5月中旬にかけて色鮮やかな花々を無料で公開している。展望台も設置し、多い日は100人ほどの見物客が訪れ、夫婦2人で手入れをしながら来訪者との交流を楽しんでいる。
11 福島県 郡山市 皆川 晃( みなかわ あきら ) 72  小学校教員を定年退職後、本宮自主夜間中学の生き生きと学ぶ姿に感銘を受け、同僚講師らとともに令和5年に郡山自主夜間中学を創設した。国語や理科、英会話など44講座を市内9公民館で月2回開講し、主に高齢者を対象に少人数で多様な学びを提供している。講師約30名は教職経験者や会社員など多様な背景を持ち、ボランティアで参加し、受講者は熱心に学び、講師も刺激を受ける相互学習の場となっている。被災体験を背景に、「学び」を通じた生きがいづくりを目指し、地域の教育力と包摂性向上に貢献している。
12 茨城県 守谷市 花田 政男( はなだ まさお ) 82 友達作りのためシニアクラブ「けやき台雅会」に入会。クラブ旅行での話題を機に仲間とそば打ち会を立ち上げ、未経験から始めたが、現在では職人級の腕前となり月1回のそば打ち会を主宰。地域イベントでのそば提供も好評を博した。雅会幹事として16年間、グラウンドゴルフやサロン等も推進し、高齢者の活発な交流と親睦を深める場を創出。シニアクラブ活動を通じて地域への貢献意識を深め、活動を拡大した。高野まちづくり協議会では設立準備委員から参画し、副部会長等を歴任。けやき台夏まつり等行事運営にも携わり、地域全体の活性化と多世代共生社会の実現に貢献している。これらの活動は自身の「人生の張り合い」にも繋がり、高齢者の知識・経験を地域社会に還元し、多世代共生による活力ある地域づくりを具現化する模範である。
13 茨城県 行方市 菅澤 トヨ( すがさわ とよ ) 79 前代表・関川氏の勧めで地域ボランティアグループ「さわやか」に参加し、代表として毎月第2・第3・第4金曜日にひとり暮らし高齢者等へ手作り弁当を届ける給食サービスを継続。年間900食を超える配食を通じ、栄養支援のみならず安否確認も担い、孤独死・低栄養の防止に貢献している。また「自分のためにもなる」との思いでシルバーリハビリ体操指導士の資格を取得し、行方市シルバーリハビリ体操指導士会の指導士として、平成19年頃から活躍。発足時は教室3カ所であったが、令和7年には教室26カ所へと拡大。市内全域での介護予防体操の定着に大きく貢献している。
さらに行方市ボランティア連絡協議会会長として約37団体・754名のボランティア活動を牽引。「食・体操・見守り」の三本柱で地域の高齢者福祉と介護予防を支えている。
14 群馬県 太田市 齊藤 靜夫( さいとう しずお ) 82  齊藤氏は、過疎化が進む太田市強戸地区で人のつながりが弱まっていることを受け、2012年に自宅でブルーベリー栽培を始め、多世代が集まる「靜じぃのブルーベリー畑」を開放した。現在は年間200~250人を無料招待し、子どもから高齢者までが交流できる地域の人気の場となっている。また、自宅横の「靜じぃカフェ」は毎日約10人の高齢者が集う居場所として親しまれ、住民からは「気軽に立ち寄れる」「話し相手ができてうれしい」など好意的な声が多い。さらに区長経験を生かしてサロン立ち上げ支援などにも取り組み、地域の担い手育成にも貢献している。これらの活動は孤立防止や地域活性化に大きく寄与しており、今後も継続して地域を支えていく意向である。
15 千葉県 君津市 藤川 英生( ふじかわ ひでお ) 89 2023年2月君津中央図書館の「高齢化社会を考えるコーナー」で「80代からのいきいきライフ」(著者:一般財団法人健康・生きがい開発財団)の本に出会い、同財団が全国の自治体に「100歳大学」の設置を推進していることを知る。人生100年時代に相応した健康長寿の「人づくり」「まちづくり」のためには「老いの学びの場」が必要と感じ取り、地元君津市に「100歳大学」を設立することを決意。君津市へ「君津いきいき100大学」の開校を企画提案、後援を得て開校した。開校時の学生平均年齢78歳、最高年齢91歳、30名でスタート。第2期からは君津市の「市民が主役の街づくり事業」に採択されるなど、活躍の幅を広げている。自身は現在もリーダー・コーディネーターとして、多くの参加者と共に活動している。
16 新潟県 長岡市 江口 郁子( えぐち いくこ ) 81 定年退職時に「健康生きがいづくりアドバイザー」を取得。この資格を活かし、平成28年に同じ資格を持つ仲間と共に「長岡健康生きがい創生ネットワーク」を創設し、現在副会長(事務局)として事業を展開している。また、活動当初から、自立したアクティブシニアの育成と人生100年時代の健幸生きがい創造をめざすシニア教育の場である100歳大学創設を念願。会員などと共に学習・研修を積み重ねた結果、令和5年9月「長岡100歳大学大学院」が開学し、現在も理事として携わっている。
 超高齢社会の中で、明るく希望ある人それぞれの人間力を生かし、セカンド・サードライフの創設や自分(1人称)他人(2人称)地域(3人称)の健幸寿命延伸に貢献する事業や活動を行っている。活動内容は多彩であり、地域社会に貢献している。
17 神奈川県 横浜市 横瀬 孝子( よこせ たかこ ) 81 老人クラブ会長として月例の居場所「そば打ち昼食会」等を継続運営し、食を介した交流と見守りを通じ、独居高齢者を含む参加者の孤立防止・健康増進を実効的に進めてきた。また、登校時の横断指導・あいさつ運動を長年担い、令和4年からは小学校運営協議会長として学校・地域・行政の協働体制を強化し、子どもの安全と地域の信頼関係を高めている。加えて、平成13年発起の「こどもProject」により、キャンプ等の体験活動を継続し多世代交流と次世代育成を着実に推進している。学校からの感謝集会の開催など、実践は地域に定着し高い評価を得ている。
18 群馬県 前橋市 阿久澤 幸吉( あくざわ こうきち ) 102  102歳で富士山登頂を果たし、「富士山を登頂した最高齢の男性」としてギネス世界記録に認定された。 登山は10代から続け、現在も週1回程度仲間とともに地元の赤城山に登っている。
毎朝5時から1時間の散歩で体を鍛え、7時から10時頃まで高齢者施設でのボランティア活動に従事する。また、週2回絵画や書道の教室も開き生徒に指導している。
60歳で絵画を始め、80歳でヘルパーの資格を取得するなど、年齢にとらわれず新しいことにも挑戦している。
19 石川県 能美市 國分 谷彦( こくぶん たにひこ ) 79 平成10年に「タント演劇学校」を設立し、30年近くにわたり演劇活動を継続してきた。能美市の歴史調査をもとにしたオリジナル脚本の制作や公演を行い、市の魅力発信にも寄与している。また、多世代・団体間交流を積極的に進め、不登校の若者を受け入れるなど、演劇を通じた心のケアや居場所づくりにも取り組んでいる。自ら企画・宣伝を行い、演劇文化を根付かせる努力を続け地域に貢献する姿勢は、これからの地域づくりのモデルとなっている。令和6年度には「石川地域づくり表彰」を受賞し、その功績は地域から高く評価されている。
20 福井県 鯖江市 門田 吉雄( かどた よしお ) 91  丹南地域の地域FM局「たんなん夢レディオ」の1時間番組「元気シルバー ナツメロとともに」にて「青空日出夫」の名前でラジオパーソナリティを務め、91歳となった今でも生放送で軽快なトークと懐かしの歌謡曲などを紹介している。平成18年の放送開始から放送回数は1000回を超え、地域の高齢者を元気づけ、活性化に貢献している。
21 愛知県 大府市 中田 紀子( なかた みちこ ) 85  昭和50年の市の音読ボランティア募集を契機に、翌年、声で情報を届ける「ボランティアサークルしずく」を設立。以来50年の長きにわたり活動を継続し、視覚障がい者へ月3回、広報誌や新聞等の記事を収録したCDを届けるなど、継続的かつ献身的に情報提供を行ってきた。その活動は利用者から高い評価と深い感謝を受けている。
平成20年には民生児童委員有志とともに、ふれあいサロン「大倉サロン8」を立ち上げ、歌や自ら習得したハーモニカ演奏で行事を盛り上げ、地域高齢者の交流促進と生きがいづくりに尽力している。参加者からは「ここに来ることが生きがい」との声が寄せられている。
さらに、大府の民話や創作話を紙芝居で伝える活動にも携わり、朗読やハーモニカ演奏を通じて福祉施設等を訪問するなど、地域社会に貢献をしている。
22 石川県 金沢市 山本 安雄( やまもと やすお ) 75 退職後は金沢ボランティア大学校に入学、修了とともに、各種ボランティア団体に入会して活動している。現在、金沢文化財ボランティア「うめばちの会」の会長として、「城と庭のボランティアの会」の副会長として、各会の発展的運営にも取組んでいる。また、「お寺おやつクラブ」を通じて、恵まれない家庭にお寺のおさがり物品を送るお手伝い等も行っているほか、「いしかわ観光特使」を受託し、石川県の魅力や観光情報の発信、観光客の誘致に取り組んでいる。さらには能登半島地震の応援を主眼とした私的ホームページにより、全国からの支援に対するお礼と継続的な応援の要請を行っている。観光振興、文化財保全、地域福祉、災害支援といった幅広い分野において、地域の活性化と住民意識の向上に資する取り組みを行っている。
23 大阪府 大東市 野村 孝子( のむら たかこ ) 78 退職後、デジタル知識を通じ、地域の役に立ちたいと平成17年にボランティア登録し、平成18年に肢体障害者等のIT支援のサポーターとして活動を開始した後、平成19年から大東市のパソコン相談員を務めている。また、認定NPO法人大阪府高齢者大学校において、平成24年に同校修了生を対象としたパソコンクラブ歩を立ち上げ、パソコン講習及びスマホ講習を各月2回開催を現在まで続けている。なお、同校では、平成29年から令和5年の間、広報スタッフ・理事として活動していた。さらに、令和4年9月には、「デジタル推進委員」に任命されるなど、地域の皆さまのデジタルデバイスの解消に取り組むとともに、生き生きとした活動を展開している。
24 大阪府 羽曳野市 小島 容子( こじま ようこ ) 74  幼稚園教諭や保育士、ケアマネジャー等としての経験を活かして、地域での自然活動、福祉活動、音楽活動など様々な分野で活躍している。自然の大切さを伝える団体では、様々なイベントの企画実行を通じて、自然とのふれあいや楽しさを伝える活動を行っている。また聴覚障がい者福祉施設では施設内で喫茶店を開催し、手話でのコミュニケーションやレクリエーション支援を通じて、生活の質向上や認知症予防の一助につながる活動を行っている。さらに、オカリナの練習に励み、仲間と幼稚園や高齢者施設で演奏を重ねている。これらの活動を継続しつつ、現在は認定NPO法人大阪府高齢者大学校を受講しながら科目運営を担当するクラスディレクターを兼務するなど、多面的な社会貢献活動に積極的に取組み、地域社会に貢献している。
25 大阪府 堺市 増田 安里( ますだ あんり ) 71 音楽大学卒業後、教員や講師としての経験を活かし、1999年より高齢者施設や障がい者施設で音楽療法を取り入れた出前活動を継続している。演奏に加え、音楽を使ったゲームやクイズで笑顔を生み、嚥下予防や認知症予防にも効果を高めている。また、2015年のネパール大地震以降は支援団体の一員として、現地女性が製作する手工芸品の紹介・販売や情報発信等の取組を通じて、復興支援に携わっている。さらに、2012年からは電話相談員として孤独感を抱える相談者に寄り添い続けている。こうした音楽活動・国際支援・相談活動等を25年以上にわたり続け、様々な地域や幅広い世代の福祉の向上に寄与している。
26 兵庫県 多可町 足立 利幸( あだち としゆき ) 88  昭和13年生まれの足立氏は、56歳での早期退職を機に「人との繋がり」を求め、未経験からマジックや伝統芸能の世界に飛び込みました。88歳の現在も、1,000鉢の盆栽管理や新技習得を日課とし、心身の研鑽を怠りません。その活動は国内に留まらず、ハワイや中国万博など海外でも芸を披露。月最大6回に及ぶ舞台出演やマジック教室の講師を通じ、多世代に笑顔と活力を届けています。「敬老の日」発祥の地・多可町において、10歳近く年下の高齢者にも「年齢を重ねる楽しさ」を身を以て示すその姿は、生涯現役の鑑(かがみ)です。もし芸が困難になれば水墨画に注力したいと語るなど、常に未来を見据え挑戦し続ける姿勢は、全世代に希望を与えるエイジレス・ライフの模範といえます。
27 大阪府 大阪市 和仁古 守人( わにこ もりと ) 81  学生時代から続けている囲碁と会社員時代に身に着けたIT技術、退職後に大阪府高齢者大学校で身に着けた似顔絵を活かした活動を行っている。
 2014年より囲碁指導活動を始めており、老人福祉センターで週1回、初心者向け勉強会を継続する他、2022年からは大阪府高齢者大学校の「似顔絵まんが科」受講生有志で結成した同好会で、社会福祉協議会主催のボランティアフェスティバルに参加するなど、市民との直接的な交流と住民同士の交流の推進を図っている。
 さらに、2023年より大阪シルバーアドバイザー連絡協議会を含む3つのボランティア団体のホームページ作成・管理を無償で行っている。
 現在は、大阪府高齢者大学校の「未来へ、宇宙へAIをやさしく学ぶ科」の受講生として学び、社会参加活動にも積極的に参加している。
28 大阪府 堺市 湯北 公造( ゆきた こうぞう ) 88  2003年より大阪府立大学(現:大阪公立大学)公開講座「関西経済論」の世話役として地域の学びを下支えし、2006年には「堺SAクリーンクラブ」を設立し、道路や大学構内の清掃美化活動を長年継続している。さらに2018年に、大阪府民カレッジ「堺東校」を受講し、翌年開校の「堺北野田校」の開設・運営にも参画。卒業生同窓会「堺くらぶ」の立ち上げにも関わり、生涯学習と地域活動の双方を牽引してきた。多様な世代と交流しながら、環境整備、大学行事支援、ボランティア企画に取り組み、20年以上にわたり地域に根差した活動を広げている。
29 山口県 美祢市 高橋 郁男( たかはし いくお ) 85  平成12年当時、地元の湿地帯に自生していたカキツバタ(県及び市が指定している天然記念物)が周辺の環境問題等により壊滅的な状況に陥っていたところ、「カキツバタは自分たちの財産。だから自分たちで守り、かつての姿を蘇らせたい」という強い信念のもと、地域の住民を参集し「カキツバタを守る会」を結成し、保全活動を開始した。四半世紀を経た現在も保全活動を継続して行っているだけでなく、更にこの活動を通じてふるさとの文化・自然を守る取組や、地域の小学生を対象とした環境・自然保護の大切さを教える自然学習会を開催するなど、地域のコミュニティの醸成に尽力し、環境保全活動及び地域貢献活動の模範となっている。
30 徳島県 徳島市 栗尾 銭二郎( くりお せんじろう ) 83  定年後の生き方を考える中で「健康生きがいづくりアドバイザー」の理念に共感し、1995年に資格を取得。翌1996年には仲間とともに徳島県健康生きがいづくりアドバイザー協議会の設立に参画し、事務局長を経て現在は会長として活動を続けている。講演や研修を通じて健康づくりや生きがいづくり、社会参加の重要性を地域住民に伝え、中高年層や高齢者の社会参加の促進に努めてきた。さらに、公益財団法人とくしま「あい」ランド推進協議会の評議員として地域福祉活動を支援するとともに、徳島県カローリング協会副会長としてニュースポーツの普及にも取り組み、高齢者の健康維持や多世代交流の機会づくりに貢献している。また、フレイル予防の普及啓発にも尽力しており、これらの活動を通じて地域の高齢者支援と地域の活性化に寄与している。
31 福岡県 糟屋郡篠栗町 有吉 チヅ子( ありよし ちづこ ) 84 育成会会長や分館長、シニアクラブ役員等をしていた家族のサポートをした経験から地域貢献の気持ちが芽生え、平成13年から民生委員活動を開始し、通算10年4ケ月務められる。平成29年には、「おしゃべり会」を結成。得意の手芸を活かして、介護用食事エプロンの作成、コロナ感染対策用マスクを再利用した草木染の作品展を公民館で開催するなど、地域の方々の交流の場や生きがい創出に貢献。令和5年には、「うたごえ喫茶」活動を開始し、高齢者が「気軽に無理なく楽しく」参加できる地域活動を継続して実施。身体障がい者福祉協会の役員も務め、民家の軒先や花壇の段差に誰もが自由に腰を掛けて休養することができる「みんなのイス」の設置を提案し普及活動を行うなど、地域社会に大きく貢献している。
32 福岡県 糟屋郡志免町 中山 通( なかやま とおる ) 78 療術師として、子どもの健康回復を行うボランティア活動や登下校時の見守り活動、町内会のJrスポーツ活動指導員としての活動等を行っている。これらのボランティア活動に対し町内会から感謝状(子どもたちの寄せ書き)をもらい、活動の励みとなっている。また、シニアクラブ会員の方々の頑張る姿を見て「自分も何か力になりたい」との思いから、地域のシニアクラブに加入し、志免町シニアクラブ連合会の事務局長を歴任、現在は単位シニアクラブ(成和紅葉会)の会長として、地域の高齢者福祉活動や世代間交流による高齢者と子どもたちの繋がり活動を積極的に続けている。その活動の功績を称えられ、成和紅葉会は、令和6年度に福岡県高齢者福祉功労者知事表彰を受賞している。以上のように、年齢にとらわれることなく積極的に地域社会に貢献している。
33 福岡県 香春町 竹下 和信( たけした かずのぶ ) 82 もともと居合道を極めていたが、「剣道、居合道の理念をそば打ちに重ね合わせ、人間形成と交流活動につなげたい。」と、そばによる町づくり運動、交流活動を平成20年から現在まで16年間継続している。平成20年、65歳でそば店を開業し、それ以降、コロナ禍で活動自粛になるまで田川市郡のイベントに50回以上参加。自治体主催の食育講座や自身主催のそば道場で教えた門弟は100人以上おり、そば店開業に至る者もあり。そば道に打ち込む情熱は80歳を越えて衰えを知らず、氏の活動は老若男女幅広い年齢層から支持され、田川のまちづくりに多大な貢献をしている。
34 熊本県 八代市 本村 敏彦( もとむら としひこ ) 83 昭和43年に八代地区防犯連絡所二見班班長に就任したのを機に、地域安全の架け橋となる活動を開始し、平成19年4月の青パト導入で現在の活動形態が確立された。
現在は月2回の安全誘導やパトロールのほか、二見駅での自転車盗難防止啓発、特殊詐欺の注意喚起、災害時の巡回など、地域に密着した多岐にわたる防犯活動を展開している。 これらの熱心な活動は住民から絶大な信頼を得ており、高い犯罪抑止効果を発揮している。今後は円滑な組織運営とともに、次世代へ安全・安心なまちづくりを引き継ぐため、後継者育成に取り組んでいる。
35 熊本県 荒尾市 黒木 秀哉( くろき ひでや ) 87 貧しい家庭環境で育ち、子どもの頃から新聞配達のアルバイトを経験する中で、「社会に恩返しをしたい」という強い思いを抱くようになった。23歳から63年間にわたり、養護老人ホームの慰問や知的障がい者、ろうあ者の支援、新聞少年の励ましなど、多岐にわたる社会奉仕活動を続けてきた。とくに老人ホーム慰問では演芸や福引を取り入れ、多くの人々に喜ばれた。さらに芸を磨き、コントやカラオケ、踊り、バナナのたたき売りなどを通じて、地域の祭りや講演会で笑いを届けるエンターテイナーとして活躍している。仕事を引退後も活動範囲を広げ、健康管理に留意しつつ、地域社会への貢献を積極的に継続している。
36 大分県 由布市 佐藤 角三( さとう かくみ ) 101  101歳になる現在も介護サービス等の利用なく自宅で1人暮らし。サロン等でも率先して会場設営などの運営の補助を実施 し、体操では非常に軽やかな動きで周囲や講師を驚かせている。地域の住民や学生からの要請があれば戦争体験を語る活動もしている。戦争に出兵した方の壮絶な体験を本人から直接聞く機会は現在では若年層にとって大変貴重な機会であり、戦争や平和について若年層が深く考えるきっかけを与えている。
37 福岡県 北九州市 木村 勝子( きむら かつこ ) 82 藤ノ木市民センターを拠点に活動している読み聞かせグループ「ゆりかご」の代表として16年間活動している。ご本人は、「子どもと絵本が大好きで、絵本を通して子ども達が絵本の世界に入っていき、感じ取り喜んでくれることが、一番うれしい。これからもずっと続けていきたい。」と話している。
いつも前向きで、月2回は勉強会にて、全員で音読、読み聞かせ練習、また、昨年度は講師を招いての読み聞かせ講座を2回ほど行い、選書の仕方から、一人ずつ前に出て読み聞かせを行っている。また、小学校、児童館、保育所、高齢者サロンで読み聞かせを実施。近年は地域だけではなく、市民センターや児童館でも活動を行い、お土産として手作りおもちゃも忘れずに持参している。常に学ぶ姿勢と努力を惜しまず皆と楽しく生き生きと活動を続けられている。
38 福岡県 北九州市 豊田 宏( とよた ひろし ) 83 健康づくり推進員として、地域だけでなく、市・区全体の27年間健康推進のために取り組まれ、副会長として10年間、会長として2年間尽力。具体的には、高齢者に限らず、健康維持のため毎朝のラジオ体操を小嶺台公園で実施。毎日、多くの高齢者の方が早朝より参加され、地域の健康維持・増進に努められている。
 また、長年家庭菜園で作物を育て、高齢者や子育て世帯に届けている。
 子どもとの交流は、八児小、大原小で昔あそび、昔の生活などの体験活動の指導を行い、日本文化の伝承や子どもたちとの交流を実践。
 さらに、公園の花壇づくり、清掃作業、防犯防災委員など、地域のお世話役をすべて引き受けている。
 このように、ボランティア活動を通して、子どもから高齢者まで、皆が健康で生活できるような地域づくり活動を続けている。
39 福岡県 北九州市 周﨑 稔( すさき みのる ) 85 パソコンが得意で、ビデオ編集、アルバム作りなどを率先して実施。また、手先が器用で、コロナ時の仕切り等を50個、昼食会用の花台づくり、センター前の花壇づくり、プランターをつるす台など、様々なものを手作りし、地域住民のために尽力。
 長年、八児まちづくり協議会の活動に取り組まれ、どんど祭り、おひな様祭りなどを主導。また、平成12年行政指導の下、「自分たちの街は自分たちの手で楽しいまちづくりをしよう!」と校区まちづくりモデル事業「自然と歴史を活かした健康づくり」を開始、数年前まで事務局長として、常に、地域のブレーンとなり、実働も人一倍奉仕の心で実施。
 八児地域のために子ども会活動に始まってまち協の中で何十年も尽力され、現在はセンター職員として活躍。地域の自治活動、リクレーションなどの要である。
40 福岡県 北九州市 西 興一( にし こういち ) 84 地区の老人クラブ会長として老人会の活性化に取り組み、様々な催し物を企画、立案、運営し、高齢者に楽しみを与えている。
 長年盆栽や花を育てることを趣味として、市役所、デパート等でさつきや盆栽の展示を実施。
 現在は、育てた花や盆栽を毎週市民センターに持参。盆栽などの展示を見た来館者の会話が増え、センターに来る楽しみや仲間づくりにもなっている。来館者が花の名前を覚え、花に興味をもって各家庭で花を植え、苗や株を分け与えることで、花を育てる人が増え、地域全体に花があふれるという好循環を生んでいる。
 ご本人も生涯学習講座「おやじクラブ」に属して活動されるとともに、盆栽や花の展示を行い、センターイベントにも積極的に参加されるなど、仲間とともに元気に過ごされている。
41 福岡県 北九州市 野村 砂男( のむら すなお ) 86 昭和45年に「折尾神楽保存会」を発足し、郷土の芸能として「折尾神楽」を創り上げ、その普及に生涯を捧げてきた。
当初は地域住民の理解を得ることに苦労したが、強い信念と情熱、そして持ち前の積極的な行動力で困難を乗り越え、現在では年間35回以上の奉納を行うまでに発展させた。 「折尾神楽」は、島根県の「石見神楽」をルーツとしながらも、北九州の気質に合わせてテンポや演目を工夫し、地域独自の神楽として定着させた点が特徴。
また、「折尾神楽保存会」の代表としてだけでなく、折尾西自治区会長や折尾西公民館館長、折尾警察署少年補導員なども過去に務めており、地域の発展に多大な貢献をしている。
 野村氏の活動は、、多世代にわたる地域住民が郷土の芸能に親しむ機会を提供し、地域の活性化に大きく貢献している。
42 福岡県 北九州市 太田 康子( おおた やすこ ) 81 幼稚園の母の会や中学校のPTA活動等を経て、30年以上にわたり、地域コミュニティ活動に尽力。
平成7年、医生丘市民福祉センター(現:医生丘市民センター)の新設の際に、子育てが一段落した地域の女性より「地域貢献したい」との声を集約し、婦人会を設立する等、地域のまちづくりへの女性参画にも積極的に活動。
東日本大震災発生後は、被災地向けの募金活動を開始。震災後15年を迎える現在も募金活動を継続。
また、北九州市の人権啓発映画製作委員にて7作の映画製作に携わる。(映画は1年に1作制作。)
これらに加えて、平成19年に八幡西区婦人会連絡協議会会長に就任し、以降、日赤奉仕団活動等多くの地域コミュニティ活動に貢献している。
43 熊本県 熊本市 貝島 治男( かいじま はるお ) 79 15年前、退職を機に地域の自治会の会計として地域活動に参加するとともに、通学路の危険箇所に自主的に立ち、子どもたちの登下校時の見守りを始めた。その後、学校や地域からの要請で学校の地域指導員・交通指導員に従事。通学路のみならず、プールの見守りや学校行事時のバス乗降場所での誘導、特別支援学級の活動のサポート等、さまざまな場面で子どもたちを支える。また、地域指導員としての報酬の全額を学校に寄付しており、その寄付金による「貝島文庫」が図書室に設置されている。学校との関わりの他、地域の自治会会計、防犯副支部長、交通安全副支部長も務めている。子どもたちや保護者、学校関係者をはじめとする地域住民から絶大な信頼を得ており、余人に代え難い活動を続けてきた逸材である。

社会参加活動事例(社会参加章受章団体)