第2 分野別の基本的施策-6
6 全ての世代の活躍推進
高齢社会に暮らす全ての世代の人々が安心して幸せに暮らせるよう、人々が若年期から計画的に高齢期に向けた備えを進めるとともに、各世代が特有の強みをいかしながら多世代のつながりを醸成し、全ての世代の人々が高齢社会での役割を担いながら、積極的に参画する社会を構築するための施策を推進する。
(1)全ての世代の活躍推進
少子高齢化の流れに歯止めをかけ、女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、障害や難病のある方も、家庭で、職場で、地域で、あらゆる場で、誰もが活躍できる一億総活躍社会の実現に向けて、「ニッポン一億総活躍プラン」(平成28年6月2日閣議決定)に基づく取組を推進する。特に、働き方については、一人一人の意思や能力、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を選択できるよう、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)を推進する。また、「新しい経済政策パッケージ」(平成29年12月8日閣議決定)に基づき、人生100年時代を見据えた人づくり革命と生産性革命に取り組んでいく。
総合的かつ長期的な少子化に対処するための施策の指針である「少子化社会対策大綱」(平成27年3月20日閣議決定)に基づき、結婚、妊娠・出産、子育ての各段階に応じた切れ目のない取組を推進する。
女性も男性も全ての個人が、その個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現は、少子高齢化が進み、人口減少社会に突入した我が国社会にとって、社会の多様性と活力を高め、我が国経済が力強く発展していく観点から極めて重要である。このため、「第4次男女共同参画基本計画」(平成27年12月25日閣議決定)に基づくあらゆる取組を着実に推進していく。