ウ 痴呆性高齢者支援対策の推進
今後急増が見込まれる痴呆性高齢者に対する支援を目的として、痴呆性高齢者グループホームの整備を進めている。
また、痴呆介護の質の向上を目指し、全国3か所の「高齢者痴呆介護研究・研修センター」において、質の高い介護技術を理論化することを目的として、大学等の機関と連携を図りながら学際的な共同研究を行うと共に、その研究成果を踏まえ、都道府県等で痴呆介護に関し指導的な立場にある者や介護保険施設に従事する介護職員等に対して、痴呆介護に関する知識・技術を修得させる研修を実施し、痴呆介護の専門職員や痴呆性高齢者の介護に携わる職員の育成、資質の向上に努めている。
さらに、痴呆性高齢者グループホームの適正な普及を図る観点から、住宅地における建設の促進、管理者等に対する研修の義務付け、情報公開の推進、市町村との連携強化等の施策を講じているほか、平成14年10月より外部の第三者が行うサービス評価(外部評価)を義務付けている。