第1章 高齢化の状況(第3節 1(9))

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第3節 前例のない高齢社会に向けた対策・取組の方向性

1 前例のない高齢社会に向けた課題

(9)高齢期に向けての準備は十分であろうか

また、高齢期に元気に地域で生活するためには、何か生きがいをもっていることが重要である。就労なり、社会参加なり、余暇なり、個人個人の価値観に応じて生きがいを持つことが必要である。高齢期に生きがいを持って生活するためには、若い時期からの準備、備えが必要である。現在の状況をかんがみると、若い時期には仕事や育児などの家事に時間を取られて、自分の高齢期への備えが十分にできているとは言い難い状況にある。自分が高齢期に何をしたいのかをできるだけ早期に決め、若い時期からあらかじめ備えて準備を進めておくことが、それらの活動をより充実したものとしていくことにつながるのではないか。

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