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第1章 第3節 2 (3)働けるうちはいつまでも働きたい

第3節 団塊の世代の意識

2 団塊の世代の就労

(3)働けるうちはいつまでも働きたい

何歳まで働きたいか就労希望年齢をみると、「働けるうちはいつまでも」が最も多く25.1%であり、次いで「70歳まで」が21.3%となっており、65歳以降も働くことを希望する割合は50%を超えている。しかし一方で、「働きたいとは思わない」が20.6%、「65歳まで」が16.1%、「今すぐにでも辞めたい」が1.8%と、65歳までで退職したいと希望する人が38.5%となっている。

現在仕事をしている人に限ってみてみると、「働けるうちはいつまでも」が33.5%、「70歳まで」が29.3%、「75歳まで」が5.3%となっており、65歳以降も働くことを希望する割合は69.1%と高くなっている(図1-3-2-3)。

このように、団塊の世代は就労意欲が高いことから、就労を希望する人が活躍できる環境の整備を図ることが必要である。

高齢期は、本人の健康、体力等に個人差があり、就業形態、就業時間など働き方のニーズが多様化することから、ニーズに対応した就業環境を整備することにより、就業の機会を確保することが重要である。また、企業における就労のほか、コミュニティ・ビジネスの起業等も雇用の受け皿になることから、起業に向けた支援を行うことも重要であろう。

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