第1章 第3節 2 (2)仕事をする理由は「健康維持」、「生きがいがほしいため」が増加
第3節 団塊の世代の意識
2 団塊の世代の就労
(2)仕事をする理由は「健康維持」、「生きがいがほしいため」が増加
仕事をしている理由について60歳時と現在を比較してみると、60歳時は、「生活費を得るため」が最も多く73.0%であり、次いで「将来に備えて蓄えを増やすため」43.0%、「ローン返済のため」23.0%、「生活費の不足を補うため」21.3%の順となっている。一方、現在仕事をしている理由は、「生活費を得るため」は55.4%であり、次いで「生活費の不足を補うため」32.6%、「健康維持のため」32.3%、「将来に備えて蓄えを増やすため」29.6%となっている。
いずれの時点でも「生活費を得るため」の割合は高いが、60歳の時に比べて現在は、経済的理由が減少し、経済的理由以外の理由、すなわち、「健康維持のため」や「生きがいがほしいため」22.5%といった理由が増加している(図1-3-2-2)。