第1章 高齢化の状況(第1節 2)

[目次]  [前へ]  [次へ]

第1節 高齢化の状況(2)

2 地域別にみた高齢化

平成27(2015)年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で33.8%、最も低い沖縄県で19.6%となっている。今後、高齢化率は、すべての都道府県で上昇し、52(2040)年には、最も高い秋田県では43.8%となり、最も低い沖縄県でも、30%を超えて30.3%に達すると見込まれている。また、首都圏など三大都市圏をみると、千葉県の高齢化率は、27(2015)年の25.9%から10.6ポイント上昇し、52(2040)年には36.5%に、神奈川県では23.9%から11.1ポイント上昇し35.0%になると見込まれており、今後、我が国の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりをみることとなる(表1-1-8)。

表1-1-8 都道府県別高齢化率の推移
  平成27年(2015) 平成52年(2040) 高齢化率の伸び(ポイント)
総人口(千人) 65歳以上人口(千人) 高齢化率(%) 高齢化率(%)
北海道 5,382 1,558 29.1 40.7 11.6
青森県 1,308 391 30.1 41.5 11.4
岩手県 1,280 387 30.4 39.7 9.3
宮城県 2,334 588 25.7 36.2 10.5
秋田県 1,023 343 33.8 43.8 10.0
山形県 1,124 344 30.8 39.3 8.5
福島県 1,914 542 28.7 39.3 10.6
茨城県 2,917 772 26.8 36.4 9.6
栃木県 1,974 508 25.9 36.3 10.4
群馬県 1,973 540 27.6 36.6 9.0
埼玉県 7,267 1,789 24.8 34.9 10.1
千葉県 6,223 1,584 25.9 36.5 10.6
東京都 13,515 3,006 22.7 33.5 10.8
神奈川県 9,126 2,158 23.9 35.0 11.1
新潟県 2,304 685 29.9 38.7 8.8
富山県 1,066 323 30.5 38.4 7.9
石川県 1,154 317 27.9 36.0 8.1
福井県 787 222 28.6 37.5 8.9
山梨県 835 235 28.4 38.8 10.4
長野県 2,099 626 30.1 38.4 8.3
岐阜県 2,032 568 28.1 36.2 8.1
静岡県 3,700 1,021 27.8 37.0 9.2
愛知県 7,483 1,761 23.8 32.4 8.6
三重県 1,816 501 27.9 36.0 8.1
滋賀県 1,413 338 24.2 32.8 8.6
京都府 2,610 703 27.5 36.4 8.9
大阪府 8,839 2,278 26.1 36.0 9.9
兵庫県 5,535 1,482 27.1 36.4 9.3
奈良県 1,364 389 28.7 38.1 9.4
和歌山県 964 296 30.9 39.9 9.0
鳥取県 573 169 29.7 38.2 8.5
島根県 694 223 32.5 39.1 6.6
岡山県 1,922 541 28.7 34.8 6.1
広島県 2,844 774 27.5 36.1 8.6
山口県 1,405 448 32.1 38.3 6.2
徳島県 756 231 31.0 40.2 9.2
香川県 976 286 29.9 37.9 8.0
愛媛県 1,385 417 30.6 38.7 8.1
高知県 728 237 32.8 40.9 8.1
福岡県 5,102 1,305 25.9 35.3 9.4
佐賀県 833 229 27.7 35.5 7.8
長崎県 1,377 405 29.6 39.3 9.7
熊本県 1,786 511 28.8 36.4 7.6
大分県 1,166 352 30.4 36.7 6.3
宮崎県 1,104 323 29.5 37.0 7.5
鹿児島県 1,648 480 29.4 37.5 8.1
沖縄県 1,434 278 19.6 30.3 10.7
資料:平成27年は総務省「国勢調査」、平成52年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」
[目次]  [前へ]  [次へ]