第1章 高齢化の状況(第2節 5)
第2節 高齢期の暮らしの動向(5)
5 研究開発等
○インターネットを活用する高齢者が増加
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過去1年間にインターネットを利用したことがあるかについて、利用者の年齢階級別に6年前と比較すると、70~79歳が14.4ポイント増と最も大きく、次いで60~69歳が11.3ポイント増などとなっており、インターネットを利用する60代、70代の者が増加傾向にある(図1-2-49)。
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また、インターネットを利用したことがあると回答した65歳以上の者の使用頻度についてみると、半数近くの43.2%が「毎日少なくとも1回」は利用していると回答している(図1-2-50)。
○インターネットで医療・健康の情報を得る人は約3割
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医療や健康に関する情報をインターネットで調べることがあるか尋ねたところ、インターネットで病気について(病名や症状、処置方法)の情報を得ている人が22.6%、病院などの医療機関が14.0%、薬の効果や副作用が13.6%となっている。
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インターネットで得た情報のうち、どの程度の情報を行動の根拠にしているかについてみると、「他の情報とあわせて判断し有用な情報であれば行動の根拠としている」が49.2%と最も多い。ついで、「いずれの情報も参考程度で行動の根拠にはしない」が33.0%、「ほぼ信用して行動の根拠にしている」が、14.1%となっている(図1-2-51)。
○介護をする際に介護ロボットを利用したい人は59.8%、介護を受ける際に介護ロボットを利用してほしい人は65.1%
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内閣府が行った調査によれば、介護をする際に、介護ロボットを利用したいと回答した人の割合は、「利用したい」(24.7%)と「どちらかといえば利用したい」(35.1%)と回答した人の割合をあわせると59.8%で、「利用したくない(小計)」(33.9%)と回答した人よりも多い。
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また、介護を受ける際に介護ロボットを利用してほしいと回答した人の割合は、「利用してほしい」(35.1%)と「どちらかといえば利用してほしい」(30.0%)と回答した人の割合をあわせると65.1%で、「利用してほしくない(小計)」(29.3%)と回答した人よりも多い(図1-2-52)。