第1章 高齢化の状況(第3節 3)
第3節 〈特集〉高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査(3)
3 社会活動等への参加について
(1)65歳以上の人の30.2%が、収入の伴う仕事をしていると回答している。
現在、収入の伴う仕事をしているかどうかを見ると、自営農林漁業、自営商工サービス業、会社または団体の役員、フルタイムの被雇用者、パートタイム・臨時の被雇用者を合わせて30.2%が、収入の伴う仕事をしていると回答している。
収入の伴う仕事をしていると回答した割合は、65~74歳の人の方が75歳以上の人よりも高くなっており、男性の方が女性よりも高い(図1-3-3-1)。
また、収入の伴う仕事をしている人の方が、収入の伴う仕事をしていない人よりも、生きがいを「十分感じている」と回答した人の割合が高い(図1-3-3-2)。
(2)65歳以上の人の51.6%が社会活動に参加している。
過去1年間の社会活動への参加を見ると、65歳以上の人のうち、社会活動に参加した人は51.6%となっている。活動内容については、「健康・スポーツ(体操、歩こう会、ゲートボール等)」(27.7%)、「趣味(俳句、詩吟、陶芸等)」(14.8%)などとなっている(図1-3-3-3)。
また、社会活動に参加した人の方が、参加していない人よりも、生きがいを「十分感じている」と回答した割合が高い(図1-3-3-4)。
(3) 社会活動に参加して良かったと思うことについて、65歳以上の人の48.8%が「生活に充実感ができた」と回答している。
社会活動に参加して良かったと思うことを見ると、「生活に充実感ができた」(48.8%)が最も高い。次いで、「新しい友人を得ることができた」(39.1%)、「健康や体力に自信がついた」(34.6%)などとなっている(図1-3-3-5)。