第1章 高齢化の状況(第1節 4)

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第1節 高齢化の状況(4)

4 地域別に見た高齢化

令和6年現在の高齢化率は、最も高い秋田県で39.5%、最も低い東京都で22.7%となっている。今後、高齢化率は、全ての都道府県で上昇し、令和32年には、最も高い秋田県では49.9%となり、最も低い東京都でも、29.6%に達すると見込まれている。また、首都圏を見ると、令和32年には、埼玉県の高齢化率は、令和6年の27.5%から8.0ポイント上昇し35.5%に、同じく神奈川県では26.0%から9.0ポイント上昇し35.0%になると見込まれるなど、今後、我が国の高齢化は、大都市圏を含めて全国的な広がりを見ることとなる(表1-1-10)。

表1-1-10 都道府県別高齢化率の推移
令和6(2024)年 令和32(2050)年 高齢化率の
伸び
(ポイント)
総人口
(千人)
65歳以上
人口
(千人)
75歳以上
人口
(千人)
65歳以上
人口割合(%)
75歳以上
人口割合(%)
65歳以上
人口割合(%)
75歳以上
人口割合(%)
北海道5,0431,67794533.318.742.627.29.3
青森県1,16541622735.719.548.431.112.7
岩手県1,14540522535.419.745.929.110.5
宮城県2,24866535729.615.939.424.09.8
秋田県89735419839.522.049.932.210.4
山形県1,01136019935.619.644.328.18.7
福島県1,74358731133.717.944.227.810.5
茨城県2,80686647730.917.040.025.29.1
栃木県1,88557530930.516.439.624.89.1
群馬県1,89058833331.117.640.025.58.9
埼玉県7,3322,0181,16427.515.935.522.18.0
千葉県6,2511,7591,02028.116.335.522.07.4
東京都14,1783,2151,87622.713.229.617.56.9
神奈川県9,2252,4001,40826.015.335.022.19.0
新潟県2,09971740234.219.243.227.39.0
富山県99733119733.219.741.426.68.2
石川県1,09833719630.717.938.324.57.6
福井県73923513331.818.040.325.58.5
山梨県79125314332.018.041.727.29.7
長野県1,98765438532.919.441.626.98.7
岐阜県1,91660234831.418.140.625.99.2
静岡県3,5271,10162931.217.839.625.28.4
愛知県7,4601,9281,12125.815.034.521.48.7
三重県1,71152930530.917.839.625.38.7
滋賀県1,40238221527.315.336.722.89.4
京都府2,52075245329.818.038.524.68.7
大阪府8,7572,4181,45827.616.736.623.29.0
兵庫県5,3371,61194130.217.639.525.39.3
奈良県1,28542324932.919.443.328.610.4
和歌山県88030317734.520.143.728.59.2
鳥取県53117910033.718.940.925.67.2
島根県64222613135.220.439.724.84.5
岡山県1,83157133731.218.437.823.86.6
広島県2,71482448230.417.837.423.67.0
山口県1,28145526735.520.942.327.06.8
徳島県68524513835.720.244.828.89.1
香川県91730117532.819.139.724.96.9
愛媛県1,27644025234.519.743.027.48.5
高知県65624014236.621.645.629.59.0
福岡県5,0921,45681128.615.935.121.36.5
佐賀県78825213732.017.339.324.47.3
長崎県1,25243423834.719.043.427.98.7
熊本県1,69755330632.618.038.824.36.2
大分県1,08537421334.419.640.525.56.1
宮崎県1,03335119333.918.740.825.66.9
鹿児島県1,53252428234.218.441.225.87.0
沖縄県1,46635517224.211.733.620.49.4
資料:令和6年は総務省「人口推計」、令和32年は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」

さらに、令和2年を基準年として、都市規模別に65歳以上人口の推移を見ると、人口5万人未満の都市以外では65歳以上人口は増加し、令和27年以降、大都市以外で減少する見込みとなっている。また、75歳以上人口の推移を見ると、人口5万人未満の都市以外では上昇傾向となっている(図1-1-11)。

図1-1-11 都市規模別にみた65歳以上人口指数(令和2(2020)年=100)の推移
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