「平成15年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況」及び
「平成16年度において実施すべき交通安全施策に関する計画」(概要)
2 現況編の概要
第1編 陸上交通
第2部 鉄軌道交通
第1章 鉄軌道交通事故の動向
2 現況編の概要
第1編 陸上交通
第2部 鉄軌道交通
第1章 鉄軌道交通事故の動向
- 踏切事故防止対策の推進、各種の運転保安設備の整備・充実、制御装置の改善、乗務員等の資質の向上など総合的な安全対策を実施してきた結果、運転事故※は、長期にわたり減少傾向にあり、平成15年の運転事故件数は868件となっている。
- 運転事故による死傷者数は745人(うち死亡者347人)と前年比9.0%減となっている。
- 踏切事故は434件と運転事故の半数を占めているが、長期的には減少傾向にある。
- 平成15年中の重大事故は、1月23日に発生した京成電鉄の列車脱線事故と7月18日に発生したJR九州の列車脱線事故の2件である。
※運転事故
運転事故とは、列車衝突事故、列車脱線事故、列車火災事故、踏切障害事故(踏切道において、列車が人や車両等と衝突、接触する事故)、道路障害事故(踏切道以外の道路において、列車が人や車両等と衝突、接触する事故)、鉄道人身事故(人の死傷を生じた事故で前記以外のもの)及び鉄道物損事故(500万円以上の物損を生じた事故で前記以外のもの)をいう。