平成17年度　交通事故の状況及び交通安全施策の現況、平成18年度　交通安全施策に関する計画　概要
II　計画の概要要
第1部　陸上交通の安全についての対策
第2章　鉄道交通の安全についての対策

II　計画の概要

第1部　陸上交通の安全についての対策

第2章　鉄道交通の安全についての対策

1　鉄道交通環境の整備

◆運転保安設備の整備

JR西日本福知山線列車脱線事故を受け、緊急整備計画に基づく急曲線における速度超過防止用ATS等の設置を平成21年度までに完了するなど、運転保安設備の整備・充実を図る。また、事故・地震発生等の緊急時において必要な情報を迅速に伝達できるよう列車無線等の通信装置の整備・高度化を促進する。

2　鉄道の安全な運行の確保

◆鉄道事業者に対する保安監査等の実施

鉄道の安全運行を確保するため、鉄道事業者に対し保安監査を実施し、施設及び車両の保守管理の状況、運転取扱いの状況、乗務員等に対する教育訓練の状況、安全管理体制等について適切な指導を行う。また、事業者の長自らが安全に係る現場の状況等を把握するとともに、社内報告体制等の充実を図ることは輸送の安全確保の基本であることから、様々な機会を通じて指導等を行う。
　さらに、経営トップから現場まで一丸となった安全管理の態勢の構築を推進するとともに、その確認を国が行う「安全マネジメント評価」の仕組みを導入することにより、鉄道輸送の安全を確保する。

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