平成17年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況、平成18年度 交通安全施策に関する計画 概要
II 計画の概要要
第2部 海上交通の安全についての対策
II 計画の概要
第2部 海上交通の安全についての対策
1 海上交通環境の整備
◆交通安全施設等の整備
社会資本整備重点計画に基づき、平成18年度は海上交通の安全性の向上を図るため、船舶の大型化や高速化を勘案しつつ、防波堤、航路、泊地等の整備を行う。また、沿岸域を航行する船舶の緊急避難に対応するため、避難港の整備を推進する。
2 船舶の安全な運航の確保
◆水先制度の抜本改革
水先制度については、水先人の養成・確保、船舶交通の安全確保、水先業務の効率化・適確化等を内容とする水先法の一部を改正するための法律案(「海上物流の基盤強化のための港湾法等の一部を改正する法律案」)を第164回国会に提出した。同法案は、平成18年5月に成立したところであり、19年4月からの新制度移行に向け、所要の措置を講ずることとしている。
3 小型船舶等の安全対策の充実
◆ライフジャケット着用率の向上
漁船及びプレジャーボート等の海難及び船舶からの海中転落による死者・行方不明者においては、ライフジャケット非着用者が高い割合を占めていることを踏まえ、関係省庁、地方自治体及び関係団体が連携し、自己救命策確保キャンペーンを積極的かつ効果的に推進し、ライフジャケットの着用効果等についての理解と、その着用の徹底を図る。
また、着用義務違反に対する指導・取締りの充実、着用措置に関する規制のあり方を検討しライフジャケットの着用率を向上させる。
目次 | 前へ | 第3部 航空交通の安全についての対策