平成22年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況
第1編 陸上交通
第2部 鉄道交通
第2章 鉄道交通安全施策の現況
第7節 研究開発及び調査研究の充実

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第1編 陸上交通

第2部 鉄道交通

第2章 鉄道交通安全施策の現況

第7節 研究開発及び調査研究の充実

1 鉄道の安全に関する研究開発の推進

気象庁気象研究所等の研究
鉄道交通の安全に寄与する気象情報等の精度向上を図るため、気象庁気象研究所を中心に、第1編第1部第2章第8節1(6)ウで述べた研究等、気象・地象・水象に関する基礎的及び応用的研究を行った。
独立行政法人交通安全環境研究所及び公益財団法人鉄道総合技術研究所の研究
安全度の高い新しい交通システムの実用化を促進するための安全性・信頼性評価や、事故及び震災時の被害軽減に関する試験研究等を行った。

2 鉄道事故等の原因究明のための総合的な調査研究の推進

 鉄道事故及び鉄道事故の兆候(重大インシデント)の適確な原因究明のため、各種装置について詳細な分析を行い、分析技術の蓄積・向上に努めるとともに、過去に公表した事故等調査報告書のデータベース化を行っている。
 さらに、運輸安全委員会が公表した事故等調査報告書の概要や分析結果の解説等を掲載した定期情報誌のほか、列車走行中に旅客用乗降扉が開く重大インシデントの再発防止を目的として、同重大インシデント事例を特集した情報誌を発行し、鉄道関係者等に広く提供するとともに、鉄道技術関係各種協会等に対し、事故等調査報告書の概要や分析結果の解説を行うなど、事故防止の啓発活動を行った。

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