I 現況の概要

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第1編 陸上交通

第2部 鉄道交通

第1章 鉄道交通事故の動向

1 近年の運転事故の状況
  1. <1> 鉄道交通における運転事故は,長期的には減少傾向にあり,平成5年に1,188件であったものが,15年には868件,25年には803件で,25年は前年比2.5%減であった。
    ※ 運転事故
    列車衝突事故,列車脱線事故,列車火災事故,踏切障害事故,道路障害事故,鉄道人身障害事故及び鉄道物損事故をいう。なお,軌道の運転事故は,鉄道運転事故と同様に定義する。
  2. <2> 運転事故による死者数は277人で,第9次交通安全基本計画の目標どおり減少し(10.6%減),乗客の死者数はゼロであった。
  3. <3> 踏切事故は踏切保安設備の整備等により,長期的には減少傾向にある。平成25年は295件で前年比3.3%減であり,踏切事故による死者数は94人で前年比26.6%減であった。
  4. <4> 平成25年中の重大事故(死傷者が10名以上又は脱線両数が10両以上生じた事故)は,平成25年2月12日に山陽電気鉄道の本線荒井駅構内において,列車脱線事故が発生し18人が負傷するなど,3件発生した。
運転事故の件数と死傷者数の推移
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