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航行警報ビジュアル化について

【ビジュアル航行安全情報の提供開始】

航海中の船舶に対して緊急に周知する必要がある情報については,従来,文字による航行警報を発出していた。東日本大震災では,地震津波により多数の航路標識が倒壊,流出し,また大量の漂流物が発生したため,膨大な数の航行警報が発出された。 この結果,利用者にとっては,自船に関係する航行警報を選別する作業が煩雑となり,重要な情報を見落としてしまうケースも懸念された。このような状況から,毎日更新した航行警報をインターネットで図示して提供したところ,利用者から「分かりやすい」「利用しやすい」と好評を得た。

海上保安庁ではこの経験を活かし,平成26年6月から航海安全情報をインターネット上にビジュアル掲載するシステムを構築し,日本が世界に先駆けて提供を開始した。

〈利便性〉

  • ビジュアル化により危険箇所の把握が容易。
  • 位置確認のための海図転記作業が少なくなることによる誤認防止。
  • 複数の情報の中から期間を指定することにより,その間の有効な情報の表示が可能。
  • 自船の位置を入力することにより,危険海域内外の把握が一目瞭然。
  • 利用者が個々に必要とする範囲の拡大・縮小が可能,さらに印刷も可能。
  • 針路上における危険海域をあらかじめ把握でき,自船に必要な情報だけを入手。
ビジュアル航行安全情報

■ビジュアル情報ホームページ

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/TUHO/vpage/visualpage.html

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