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交通ボランティア活動の取組について

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福島県における仮設住宅入居者等への交通安全啓発活動

東日本大震災から丸5年,多くの支援により復興の光が強まりを見せている。

避難を余儀なくされていた市町村の一部では,避難指示が解除され,徐々に住民の方が戻れる区域が増えている。帰還した町村では,のぼり籏の設置や街頭活動など交通安全協会などの協力を得て交通安全活動を少しずつ進めているところもある。また,避難先の仮設住宅等で地元の方と一緒に活動をしている方もいる。

しかし一方で,未だに多くの方々が仮設住宅等で生活している状況もあり,福島県交通安全母の会連絡協議会などが,慣れない土地で生活する方々に交通安全教室や戸別訪問などの交通安全啓発活動を行っている。避難生活が続く被災市町村では,こうした地道な活動が成果をあげている。

交通安全教室の様子
戸別訪問の様子

新潟県におけるダンプカーを使った交通安全教室

一般社団法人新潟県ダンプ協会では,会員・非会員を問わず,交通死亡事故を抑止することを悲願とし,各支部,関係機関・団体と密接な連携のもと,国・県の主催する交通安全運動に積極的に参加している。特に,子どもを交通事故から守るため,小学校等においてダンプカーを使った交通安全教室を開催するなどして,交通安全指導・啓発活動に努めている。

また,安全パトロールを強化し,安全速度の遵守,シートベルトの着装を点検・指導するとともに,道路を砂利等で汚すことのないよう,各現場では道路へ出る場所にプール(足洗い場)を設置し,タイヤ周りを洗ってから公道に出て行くことを徹底している。

ダンプカーを使った交通安全教室
安全パトロール・ダンプカーの「足洗い場」

香川県における「みんなの交通安全教室in香川大学」

香川県の人口10万人当たりの交通事故死者数や人身事故発生件数は全国ワースト上位が続いており,平成27年1月には,高松市内で一度に5人の若者が亡くなる事故が発生するなど,若者が当事者となる重大事故が発生している。そこで,若者に対し,交通事故の危険性や事故を起こした時の社会的責任の重さ,制限速度や信号の厳守など,交通安全意識を高めてもらうことを目的とし,「みんなの交通安全教室in香川大学」を開催した。

内閣府と香川大学,県くらし安全安心課,県警察本部,高松市くらし安全安心課等で構成される実行委員会が主体となって運営を行い,参加者は,シートベルト衝突・横転体験,自転車シミュレーター・飲酒ゴーグル体験,交通安全クイズ大会,スケアードストレイト見学などを通じて,基本的な交通ルールや周囲に対する思いやりの心を持った交通マナーを再確認した。

スケアードストレイト
シートベルト衝突体験

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