トピックス
交通ボランティア活動の取組について

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岩手県における交通安全啓発活動

岩手県二戸市金田一交通安全母の会は,地域住民と一体となった飲酒運転の撲滅活動を30年以上継続して実施しているほか,ふれあい家庭訪問活動においては,9年かけて地域全ての家庭を訪問し,交通事故防止を呼び掛けた。

また,反射材を使用してリメークした洋服を披露するファッションショーを開催し,反射材の効果や着用の重要性を分かりやすく伝えている。

東日本大震災の後には,被災地へ復興の願いを込めて,反射材を使った手作りのバッグや手袋などの贈呈活動も行っている。

リメーク洋服のファッションショー。写真
手作りバッグ等の贈呈。写真

石川県「金沢工業大学 学友会交通安全対策専門委員会」の活動

石川県野々市市の金沢工業大学では,学友会交通安全対策専門委員会がマイカー通学者に対して交通安全講習会を開催し,受講者への通学許可証を発行している。

同委員会ではさらに,地元警察署・関係団体と連携し,毎月15日に大学周辺交差点等において「自転車りんりんマナーUPキャンペーン」として,自転車利用者への注意喚起を図っているほか,夏の交通安全県民運動期間中には,ドライバーや自転車利用者に対して安全運転を呼びかける「早朝ルート・マナーUPキャンペーン」の実施などに取り組んでいる。

大学・地域の交通事故防止に取り組む活動は,委員会のメンバーが卒業で替わっていく中でも,連綿と受け継がれている。

マイカー通学者対象の講習会。写真
自転車りんりんマナーUPキャンペーン。写真

茨城県における「地域みんなの交通安全 in 水戸」

茨城県水戸市では,全国的に歩行中の交通事故死傷者数は7歳児が一番多いことを踏まえ((公財)交通事故総合分析センター平成27年度調査結果),内閣府及び地元住民の会や小学校等で構成する水戸地区実行委員会が主体となり,民間協力団体等と連携しながら,市内の小学2年生約300人を対象とした「みんなの交通安全教室 in 水戸」を開催した。

児童たちは,暗幕テント内での反射材付きの高視認性安全服を着用しての効果体験,シートベルト・コンビンサーによる衝突事故の疑似体験及び実際のトラックを使用した内輪差と死角の実演による指導など,普段学ぶことができない体験をした。今後も市内全域で交通安全意識が高まるよう継続的な活動を目指していく。

高視認性安全服の効果と見え方。写真
トラックを使った死角と内輪差の指導。写真

山口県における「交通安全教室 in 周南」

山口県では,高齢化の進展に伴い,高齢者が関係する重大交通事故が増加傾向にあることから,地域において交通安全のリーダー的立場にある交通指導員等を対象に「交通安全教室 in 周南」を開催した。

内閣府と周南市,県,警察や交通指導員等連絡協議会等で構成された実行委員会を中心に,歩行環境シミュレーター,自転車シミュレーター,俊敏性測定器等の機器を活用し,自身の身体機能の低下を実感させる体験型の講習を行ったほか,「セーフティ・サポートカーS」の乗車体験,「スケアード・ストレイト」などを通じ,交通事故の怖さや交通ルールを守ることの重要性を再認識した。

セーフティ・サポートカーSの乗車体験。写真
スケアード・ストレイト。写真

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