別添参考
参考-2 海外の交通事故発生状況
1 概況(第1図,第2図,第3図)
国際道路交通事故データベース(IRTAD)がデータを有する30か国について,人口10万人当たりの死者数を比較すると,我が国は3.1人(2019年)であり,第7位に位置している。また,IRTADがデータを有する20か国について人口10万人当たりの重傷者数を比較すると我が国は25.4人(2019年)であり第8位に位置している。



2 状態別交通事故死者数の状況(第4図)
我が国と主な欧米諸国(イギリス,スウェーデン,ドイツ,フランス及びアメリカ(以下,同じ))の状態別交通事故死者数の状況をみると,我が国は乗用車乗車中の死者数の構成率が他国と比較して低く,歩行中及び自転車乗用中の死者数の構成率が高い。

3 年齢層別交通事故死者数の状況(第5図)
我が国と主な欧米諸国の年齢層別交通事故死者数の状況をみると,我が国は,65歳以上の年齢層の死者数の構成率が他国と比較して際立って高い。一方,主な欧米諸国では,15~24歳の年齢層の死者数の構成率が我が国よりも高い。

4 状態別・年齢層別交通事故死者数の状況(第6図)
我が国と主な欧米諸国の状態別・年齢層別交通事故死者数の状況を見ると,我が国は,歩行中については,65歳以上の構成率が他国と比較して高い。自転車については,0~14歳の構成率が他国と比較して高い。二輪車については15歳~24歳の構成率が他国と比較して高い。

5 自動車走行10億キロメートル当たり交通事故死者数の状況(第1表)
我が国と主な欧米諸国の自動車走行10億キロメートル当たり交通事故死者数の状況を見ると,小さい順にスウェーデン,イギリス,ドイツ,フランス,日本,アメリカの順となっている。
事項 | 日本 | イギリス | スウェーデン | ドイツ | フランス | アメリカ |
---|---|---|---|---|---|---|
自動車走行10億キロメートル当たり死者数 | 5.57 (2018) |
3.54 (2014) |
2.64 | 4.36 (2018) |
5.21 | 7.01 (2018) |