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交通ボランティア活動の取組について

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石川県加賀市「橋立地区まちづくり推進協議会」の活動

橋立地区まちづくり推進協議会は,加賀市内の長い歴史と豊かな自然に包まれた9町で構成されている。あいさつと思いやりで「橋立地区から1件の交通事故も出さない」を合言葉に,子供や高齢者の交通事故防止,自転車利用時の交通マナーアップなど道路状況に即した街頭活動や広報活動を交通推進隊が中心となり,区長会や女性ドライバーの会等も参加して展開している。

特に,危険な交差点での注意喚起,通学路の除草や伐採による整備,主要道の不法投棄物の除去,さらには下校児童の見守りなどの活動を実施して,道路における安全の確保を図っている。

コロナ禍以前には,「春・秋の全国交通安全運動」期間中において,交通安全大会での啓発活動や安全装置搭載車の体験試乗,のぼり旗の掲出による交通安全キャンペーン等を実施し,地域住民に対する交通安全思想の普及・浸透や交通安全意識の向上に取り組んでいた。その結果,令和元年11月には橋立地区の交通死亡事故ゼロ5000日を達成し,令和3年末現在も継続しており,今後も様々な交通安全対策を促進していく。

通学路の整備活動。通学路の脇のごみ拾いをする3人
交通安全呼び掛け運動<春と秋に実施>。「とまれ」の止まれ旗の奥で黄色いタスキを着た人が自動車の運転手に声掛けをしている様子

高知県安芸郡田野町「高知県立中芸高等学校」の活動

高知県立中芸高等学校では,高い志を持ち創造的で豊かな人間性と地域社会に貢献できる逞しさを備えた人材を育成することを目的に,交通安全や防災に関する学習や生徒による自主的な取組を推進している。

警察官による交通安全教室等を通じて生徒の交通安全意識の向上を図っているほか,秋の全国交通安全運動期間中には,生徒会役員が中心となり,駅頭や幹線道路において,生徒自身が作成した「守ろう歩行者 横断歩道は一旦停止」「渡れば礼 感謝の気持ち伝えよう」の横断幕や交通安全のぼり旗を掲げ,通行中の自動車運転者や自転車利用者,歩行者に対して交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を呼び掛けるなど,地域における交通安全活動にも積極的に取り組んでおり,その様子が新聞等のメディア報道を通じて紹介され,町民の交通安全意識の向上に大きく貢献した。

交通安全呼び掛けの様子。左の写真は、「守ろう歩行者 横断歩道は一時停止」の横断幕を掲げている高校生や警察官たち。右の写真は、「守ろう歩行者 横断歩道は一時停止」の横断幕を掲げている高校生たち
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