トピックス
交通ボランティア活動の取組について
熊本県 「玉名地区高等学校 交通マナーアップ委員会」 の活動
玉名地区高等学校交通マナーアップ委員会は,平成4年当時の地区内高等学校6校により,高校生が正しい交通ルールとマナーを身に付けて交通安全意識を高揚するとともに,将来の安全なドライバーの育成を図ることで,交通事故防止に寄与することを目的として設立された。現在は,玉名工業高等学校,玉名高等学校,北稜高等学校,玉名女子高等学校,専修大学玉名高等学校の地区内全5校の全生徒約3,000名が会員となり,各校代表の生徒たちが委員を務め,1年交代で当番校となった学校を中心に,交通安全協会,警察等と一致協力して交通安全のため活動している。
毎年,交通安全作文・標語・ポスターコンクールを開催し,各校から作品を募集して,表彰された作品をまとめた優秀作品のポスターを関係機関に配布したり,地域掲示板に掲出したりしている。また,担当校を入れ替えながら,年2回「交通マナーアップ新聞IN 玉名」を発行して広報啓発に努めている。
春・秋の全国交通安全運動期間中や安全日には,主要交差点での交通安全指導や学校内での交通安全呼びかけ運動を展開し,交通マナーアップを推進しているほか,生徒がドライバーや通行人に交通安全グッズを配布するなどの校外での交通安全啓発活動にも積極的に参加している。
静岡県田方郡函南町 「函南町交通指導員会」の活動
函南町交通指導員会は,昭和45年に前身となる団体が発足して以来,町や地元警察,自治会を始めとする関係機関・団体と連携を図りながら,児童への通学指導を中心とした活動を推進し,町の交通安全対策に取り組んでいる。
会員は,児童の通学時間帯に,通学路において歩行者等の保護や交通ルール・マナーの指導を行い,また,各小学校の高学年児童と交通安全について対話する「交通安全リーダーと語る会」へ出席し,児童との意見交換を通じて,交通危険箇所の周知や児童の視点による交通危険箇所の吸い上げなど,交通安全意識の向上に努めている。
交通安全運動期間中には,主要交差点や幹線道路における街頭指導を実施するとともに,年4回,町の広報誌「広報かんなみ」に交通安全記事「青信号」を掲載し,運動の周知や会の活動状況,県警察が推進する事故防止施策の紹介等の広報啓発を行っているほか,町内で開催される各種イベントの交通整理を行うなど,「地域の交通安全推進の顔」として活発な活動により地域住民から厚い信頼を得ている。