第3編 航空交通
第2章 航空交通安全施策の現況
第9節 航空交通の安全に関する研究開発の推進
第3編 航空交通
第2章 航空交通安全施策の現況
第9節 航空交通の安全に関する研究開発の推進
1 文部科学省関係の研究
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構では、航空交通の安全確保や円滑化を目指した研究として、「安全を確保し効率的な運航を実現する運航制約緩和技術の研究開発」、「乱気流、雪氷、雷等の外的影響に対する防御技術の研究開発」、「革新低抵抗・軽量化機体技術の研究開発」、「エンジン砂塵防御技術の研究開発」等を推進した。
さらに、国土交通省からの依頼に基づき、航空機騒音予測モデルの改良、運輸安全委員会による航空事故等の事故原因の究明に協力した。
2 国土交通省関係の研究
(1)国土技術政策総合研究所の研究
航空機の離着陸時の安全性向上等を目的として、滑走路等の設計・施工・補修及び点検方法の高度化に係る研究、並びに既存ストックのライフサイクルコストを考慮した空港舗装設計手法高度化に関する研究を実施した。
(2)国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所電子航法研究所の研究
「航空交通の安全性及び信頼性の向上」、「航空管制の高度化と環境負荷の低減」、「空港における運用の高度化」及び「航空交通を支える基盤技術の開発」等、安全を最優先に利便性の高い持続可能な航空交通システムの実現に寄与する研究開発を実施した。
(3)国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所の研究
航空機の離着陸時の安全性向上等を目的として、地震動による地盤の変形予測に関する研究を実施した。