交通事故死者数が6千人台となったことに関する内閣府特命担当大臣
(中央交通安全対策会議交通対策本部長)の談話

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平成18年1月2日

 昨年1年間の交通事故による死者数は6,871人となり、一昨年より487人減少し、約半世紀ぶりに6千人台になりました。また、発生件数と負傷者数も、減少に転じる見込みです。
 これは、尊い生命を悲惨な交通事故から守るべく、長年にわたって、政府、地方自治体、関係民間団体のみならず、国民の方々が積極的に取り組んだ成果であると考えます。

 しかしながら、依然として多くの方々が交通事故によってお亡くなりになっており、特に、死者数に占める高齢者の割合や歩行者の割合が、欧米諸国と比較して高くなっております。
 また、国民の約100人に1人が交通事故により死傷するという厳しい状況が続いております。

 平成18年の年頭に当たり、私は、交通事故死者数の減少を更に加速させるとともに、発生件数や負傷者数の減少を定着させる決意を固めました。

 政府としては、「10年間で交通事故死者数を5千人以下とし、世界一安全な道路交通の実現を目指す」という目標の下、本年3月に第8次交通安全基本計画を策定し、総合的な交通安全対策の推進に全力を尽くします。
 国民の皆様の御理解と御支援をお願いします。

  • 内閣府特命担当大臣
  • 中央交通安全対策会議交通対策本部長
  • 猪口 邦子