平成29年度「障害者週間」行事実施状況

内閣府が行った行事

I.平成29年度「障害者週間」関係表彰式

  1. 日時 : 平成29年12月5日(火) 14:30~
  2. 会場 : 東海大学交友会館 「阿蘇」(東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル35階)
  3. 次第 :
    (1) 主催者挨拶
    内閣総理大臣 安倍 晋三

    主催者挨拶 写真
    出典 : 首相官邸ホームページ


    (2) お言葉
    皇太子殿下

    皇太子殿下 写真


    (3) 表彰状授与
    ① 心の輪を広げる体験作文 最優秀賞受賞者

    表彰状授与 写真
    出典 : 首相官邸ホームページ


    ② 障害者週間のポスター 最優秀賞受賞者

    最優秀受賞者 集合写真

    ③ 障害者関係功労者表彰 (個人 / 団体)

    功労者表彰 集合写真

    【個人】(50音順・敬称略)
    関係省庁 氏名 性別 住所 功績概要
    厚生労働省 ありた しんじろう
    有田 信二郎
    山口県  特例子会社社長に就任後、様々な障害者の雇用の促進に尽力した。一般企業での障害者雇用推進にも注力し、市内から県内外へと講演啓発活動の幅を広げている。また、「地域で共に働き・暮らす」を目指し、地域の支援団体等の役職を担い、活動を続けている。
    2厚生労働省いとう かずお
    伊藤 和男
    千葉県 御自身が障害者。盲学校の教員として長く視覚障害者教育に携わり、視覚障害者の社会進出を促すことに尽力した。更に、千葉県視覚障害者福祉協会の役員(現会長)及び日本盲人会連合の役員(現副会長)として県内と国内の視覚障害者福祉の向上にも尽力した。
    3厚生労働省いとう ゆういち
    伊藤 勇一
    茨城県 全国身体障害者施設協議会顧問。同団体の要職を歴任した。障害者自立支援法施行時には、大幅な障害者施設・事業再編が行われる中、会長として施設の円滑な移行をサポートするとともに、利用者が安心できる環境を確保するための取り組みに尽力した。
    4文部科学省いば まさお
    射場 正男
    千葉県 特別支援学校の教員・校長として特に病弱教育に尽力した。心身症及び精神疾患等「心のケア」の必要な児童生徒の受け入れの体制整備及びICT教育の導入に先導的に取り組んだ。また、「病気の子どもの支援冊子」を作成し広く普及させるなど、病弱教育に貢献した。
    5文部科学省いわい ゆういち
    岩井 雄一
    東京都 特別支援学級や学校において主に知的障害の児童生徒を対象とした教育に携わった。卒業後の生活を見据えながら、在学中に付けておく力について実践的な研究を行った。全国特別支援学校長会長として中心となって課題の改善に向けて尽力し多大な成果をあげた。
    6厚生労働省おおはま まこと
    大濵 眞
    東京都 御自身が障害者。全国脊髄損傷者連合会代表理事。同団体の要職を歴任し、脊髄の再生医療の実現や脊髄損傷者のリハビリテーションの進化のために尽力した。社会保障審議会障害者部会の委員なども務め、長きにわたり障害者施策の推進に参与している。
    7厚生労働省おおもと まさみ
    大本 正巳
    広島県 特例子会社の役員として、個々の障害者の特性を活かして戦力とする経営を推進してきた。継続勤務ができるように家族、行政、支援機関と連携してチーム支援を実施した。行政・支援機関の委員、講演活動等を通じて障害者雇用の促進に向けた啓発に積極的に取り組んでいる。
    8厚生労働省きたずみ えいじ
    北住 映二
    東京都 小児科医師。重度障害児者の呼吸障害、嚥下障害等に対しての治療法や対応法を研究し、方法や製品の開発と普及に尽力した。学校等での重度障害児者等への医療的ケアの実施体制の確立と前進に貢献するなど、障害児者の医療と教育、福祉の向上のために活動している。
    9文部科学省さわだ すすむ
    澤田 晋
    埼玉県 特別支援学校教員・教頭・校長・指導主事、大学教員、全国特別支援学校長会副会長、全国盲学校長会長等として特別支援教育振興に貢献した。特に全国盲学校長会長、盲学校長として国等の委員、関係団体の役員等を務めながら視覚障害教育の充実・発展に尽力した。
    10厚生労働省しばた とくぞう
    芝田 徳造
    京都府 長年大学教鞭を執る側ら障害者に体育指導を行い、京都障害者スポーツ振興会の設立に尽力した。全国車いす駅伝大会を開催し、今年で29回目を迎える。振興と強化の両面を支援し、長年にわたり日本身体障害者陸上競技連盟の会長を務め日本のメダル獲得に貢献した。
    11国土交通省しま しんいちろう
    島 信一朗
    北海道 御自身が障害者。地域社会のユニバーサルデザイン化を幅広く実践し、映画祭の継続開催をはじめとして、障害の有無を問わず、誰もが尊厳を持ち、尊重し合い、自分らしく生きるインクルージョン社会構築の取り組みを先導的に継続している。
    12厚生労働省たざわ やすひろ
    田澤 泰弘
    東京都 社団法人日本義肢協会の理事長等の役職を歴任した。義肢装具業界全体の発展を主導し、我が国の障害者福祉の向上への功績のみならず、中国・韓国をはじめアジア地域の製作技術向上や義肢装具士育成に注力し、障害者福祉の国際交流の発展に貢献した。
    13厚生労働省なかはら つよし
    千葉県 日本知的障害者福祉協会会長。同団体の要職を歴任した。東日本大震災では、知的障害のある方々と福祉施設・事業所への救護と復旧を速やかに行うために協議会を発足し、関係団体が連携・協力して被災地の支援活動にあたるよう協会会長として尽力した。
    14文部科学省にしかわ こうじ
    西川 公司
    神奈川県 養護学校教員、文部省教科調査官、特別支援学校長等それぞれの立場で重度・重複障害教育及び肢体不自由教育の改善・充実に尽力した。また、特別支援学校における自閉症児の教育課程研究にも先導的に取り組むなど、特別支援教育の充実に顕著な功績があった。
    15厚生労働省にしたき のりひこ
    西瀧 憲彦
    大阪府 御自身が障害者。全日本ろうあ連盟理事として、障害者欠格条項撤廃運動や手話通訳者の養成・派遣事業の制度化、全国ろうあ者相談員の組織化に向けた活動等、ろう者の福祉向上に大きく貢献した。また、手話教育の必要性を提言、ろう教育の改善に尽力した。
    16警察庁はまだ くにひこ
    濱田 久仁彦
    埼玉県 御自身が障害者。乳幼児期に下半身不随となったが、県警鑑識課で通算37年間、主に被疑者指掌紋の対照・登録業務にあたり、多くの事案解決等に貢献した。指掌紋業務のスペシャリストである「鑑定官」として、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。
    17文部科学省はやし しげかず
    林 茂和
    茨城県 特別支援学校の教員、教頭・校長並びに区、都教育委員会の指導主事として特別支援教育全般にわたり課題解決に取り組んだ。また全国聾学校長会長として、自校での実践を踏まえながら、聾学校における新しい職業教育の在り方について全国に範を示した。
    18厚生労働省ひろせ はじめ
    神奈川県 医学部教授、耳鼻咽喉科医師、音声言語学の専門家として、頭頚部癌の喉頭摘出者に対し食道発声等の代替音声獲得の技術的指導に長年尽力し、発声ボランティア団体、銀鈴会、日本喉摘者団体連合会、喉摘者団体アジア連盟の発声技法の指導と普及に貢献した。
    19厚生労働省ふじわら しんいちろう
    藤原 進一郎
    大阪府 長きにわたり我が国の障害者スポーツの振興に尽力した。指導者の育成、学会の発足、競技規則の整備などその功績は多岐にわたる。またパラリンピックをはじめとする国際大会で監督等を多数務め、日本のメダル獲得に大きく貢献し、アジア地域の表彰を受けた。
    20厚生労働省ほしの やすひろ
    星野 泰啓
    神奈川県 全国社会就労センター協議会顧問。同団体の要職を歴任した。施設入所している障害児の成人後の居場所づくりのため、授産施設の立ち上げに尽力した。現在は小田原市を中心に地域の障害者の支援を行うとともに、障害者の就労を支援する全国団体の事業推進に貢献している。
    21厚生労働省まるもの まさなお
    丸物 正直
    東京都 御自身が障害者。特例子会社の社長・顧問時代に厚生労働省の委託事業で精神障害者雇用のモデル事業を実施した。そのノウハウはHP等を通じて広く紹介されている。また、大学での講義や、日米カンファレンスへの参加を通じて知見と経験を国内外へ発信している。
    22厚生労働省むらやま ゆうじ
    村山 勇治
    埼玉県 全国手をつなぐ育成会連合会副会長。同団体の要職を歴任し、障害者福祉の向上に尽力した。総合施設長としての経験から現場にも精通しており、福祉施策情報の共有や障害者の社会参加推進に積極的に取り組み、転換期の障害者福祉の中でリーダーシップを発揮してきた。
    【団体】(50音順)
    関係省庁 団体名 設立年月日 所在地 功績概要
    23 厚生労働省 一般社団法人
    日本難病・疾病団体協議会
    平成17年5月 東京都  難病患者が抱える問題を紹介し、難病政策が患者の視点を取り入れた政策となるよう理解促進に尽力した。難病政策の改革や障害者施策の推進に向けて、難病患者・家族の様々な団体の意見を集約し、行政や国会への働きかけや調整を図るなど、積極的に貢献した。
    24 国土交通省 香川県難聴児(者)
    親の会
    平成21年5月 香川県  聴覚に障害を持つ子供達によりよい教育環境と生活環境をもたらすため、バス事業者及び行政機関等と連携して四国で初めてとなる路線バスへの磁気ループを導入するなど、高齢者・障害者等が安心して移動出来るためのバリアフリー化に貢献した。
    25 文部科学省 特定非営利活動法人
    全国ことばを育む会
    昭和39年6月 東京都  長年にわたり、言語障害児童生徒の指導のために教職員や保護者への指導書の発行や教育相談会、保護者研修会、療育キャンプ等を定期的に実施し成果をあげてきた。「通級による指導」を積極的に進め、教室の拡大や担当者の標準配置実現に寄与した。
    26 厚生労働省 パナソニック株式会社 昭和10年12月 大阪府  厚生労働省令に基づく試験である「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」について平成3年より26年余りの永きにわたり、必要機材提供・技術員の派遣・施設提供などの支援・協力を行い、試験の適正な実施を通じて聴覚障害者福祉に大きく貢献している。
    (4) 作品朗読 心の輪を広げる体験作文 最優秀賞受賞者
    小学生部門 茅野 葵
    心の輪を広げる体験作文 最優秀賞受賞者写真
    出典 : 首相官邸ホームページ

II.「障害者週間のポスター」原画展

全国の小・中学生から公募した「障害者週間のポスター」の推薦作品の原画等を展示しました。
  • 日時 : 平成29年12月3日(日)~9日(土) 10:00~18:00
  • 会場 : 有楽町駅前地下広場 (〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目7番1号先)

原画展写真

III.障害者週間「連続セミナー」(各セミナーの概要)

障害者週間の行事の一環として、障害又は障害者に関することをテーマに障害者週間の趣旨にふさわしいセミナーを各団体が実施しました。
  • 日時 : 平成29年12月7日(木)~8日(金) 9:30~18:20
  • 会場 : 有楽町朝日スクエア (〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目5-1 有楽町マリオン11F)
12月7日(木)9:30~11:20 特定非営利活動法人 大活字文化普及協会
11:50~13:40 特定非営利活動法人 全国言友会連絡協議会
14:10~16:00 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
16:30~18:20 公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
12月8日(金)9:30~11:20 特定非営利活動法人 カラーユニバーサルデザイン機構
11:50~13:40 全国手をつなぐ育成会連合会
14:10~16:00 特定非営利活動法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
16:30~18:20 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク

連続セミナー写真