「障害のある当事者からのメッセージ(知ってほしいこと)」の集計結果

5.内部障害

事項 人数(人) 割合
92 100.0%
(1)障害の内容について
 1) 共通事項
 1 外見で分かるものだけが障害ではなく、外見では分からないために理解されずに苦しんでいる障害もある。 86 93.5%
 2 障害の種類も程度も様々であり、一律ではない。 77 83.7%
 3 障害は誰にでも起こり得る身近なもの。 65 70.7%
 4 障害があっても普通の生活をしたいと願っている。 65 70.7%
 5 障害は本人や家族の責任で生じるものではない。 63 68.5%
 6 障害が重度でも生き甲斐や役割を持つことでいきいき生活できる。 63 68.5%
 7 普通の人と同じようにできないのは、努力が不足しているからではない。 60 65.2%
 8 目が悪くなれば眼鏡をかけるように、不自由さを補う道具や援助があればできることは多い。 45 48.9%
 9 「みんな一緒に」「できないことや苦手を克服」といった社会の当たり前の価値観に苦しんでいる人もいる。 45 48.9%
 10 障害があることは、「不幸」ではなく「不自由」なだけ。 43 46.7%
 11 「障害がある人」とは「特別な支援が必要な人」である。 38 41.3%
 12 障害があるために特別な目で見られたり、同情されたり、軽蔑されたりすることは耐え難い。 35 38.0%
 2) 障害別事項
 1 外見では分からないため、周りからは理解されにくい。 82 89.1%
 2 障害のある臓器(心臓、肺など)だけに支障があるのではなく、それに伴い全身状態が悪く、毎日毎日疲れが取れない疲労感に浸かった状態で、集中力や根気に欠け、トラブルになる場合も少なくない。 72 78.3%
 3 内部障害者でも車いすを利用することがある。 56 60.9%
(2)必要な配慮について
 1) 共通事項
 1 本人や家族の努力だけでは解決できないことが多くある。 76 82.6%
 2 障害があっても働きたいと願っているので、働くための支援や働く場を確保して。 67 72.8%
 3 自分の周りにいる障害者のイメージで障害者一般を考えないで。 63 68.5%
 4 障害者のためのサービスをもっと利用しやすくして。 62 67.4%
 5 障害者に関わる専門家は必要な知識をしっかりと身につけて。 56 60.9%
 6 障害だけを見るのではなく、一人の人間として全体像を見て。 52 56.5%
 7 「障害があるからできない」と決めつけずに、できることを一緒に考えて。 49 53.3%
 8 「障害があるのに頑張っている」と変に美化しないで。 47 51.1%
 9 障害者にもいろいろなことに挑戦できる機会を多く設けて。 46 50.0%
 10 交通機関の障害者割引を利用する際に、嫌な顔をしないで。 46 50.0%
 11 イベント等で障害に対する配慮がされている場合は、事前に十分周知して。 45 48.9%
 12 障害を無くしたり軽くすれば、問題が無くなると考えないで。 43 46.7%
 13 福祉の制度や施設の中だけに障害者を囲い込まないで。 43 46.7%
 14 何かができないことを可哀想と思う風潮を改めて。 42 45.7%
 15 特別扱いではなく普通の人としてさりげなく接して。 39 42.4%
 16 思いこみや押し付けの援助ではなく、援助が必要かどうかを尋ねてから必要な援助をして。 39 42.4%
 17 ことさらに障害に関する言葉や事実を避けて話したり、遠まわしに言われることは、心の負担となる。 35 38.0%
 18 介助者がいても、介助者ではなく本人に話しかけて。 29 31.5%
 19 自分の障害のことを端的に説明するのは難しいので、障害の内容よりもどのような支援が必要かを聞いて。 29 31.5%
 20 障害について理解するため、車いすやアイマスクなどで障害を疑似体験してみて。 29 31.5%
 21 「障害」というイメージが悪い言葉を他の適切な言葉に変えて。 28 30.4%
 22 子ども扱いしたり友達言葉で話しかけないで。 21 22.8%
 23 相互理解のために自然に交流できる場を設けて。 21 22.8%
 2) 障害別事項
 1 内部障害のために疲れやすいが、外見上分からないため、優先席に座りたくても座りにくい。 73 79.3%
 2 内部障害のあることを周囲の人に認識してもらえるようなマークやサインがあると良い。 64 69.6%
 3 電車内の優先席に加え、ペースメーカーやICD(埋め込み型除細動器)を装着している人々のための安心できるスペースを確保して。 56 60.9%
 4 車内で携帯電話を使用しないなど、内部障害が命に関わるものであることを知った上で、マナーある対応をして。 53 57.6%
 5 人工肛門を付けているオストメイト対応のトイレを街中に増やし、安心して外出できるようにして。 31 33.7%

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