手話に関する施策の推進

 「手話に関する施策の推進に関する法律」が令和7年6月18日に全会一致で成立し、同月25日に公布、施行されました。
 この法律では、手話が、これを使用する方にとって日常生活、社会生活を営む上で、言語その他の重要な意思疎通のための手段であるとしています。
 国や地方公共団体は、手話の習得、使用や手話文化の保存、継承、発展、国民の理解と関心の増進のために取り組むこととされています。

手話に関する施策の推進に関する法律

  • 法律(手話に関する施策の推進に関する法律(令和7年法律第78号))

手話を通じた国民への関心と相互理解の促進のための取組

 内閣府では、手話に関する施策の推進に関する法律に基づき、国民の間に広く手話に関する理解と関心を深めるため、9月23日に、手話の日にふさわしい行事を実施するとともに、全国でイベントを実施します。また、今後、手話の理解に役立つ情報を順次公表していきます。

手話ふれあいフェスタの開催について

 内閣府では、手話を通じて、聞こえる人と聞こえない人との交流の促進を図るため、「手話ふれあいフェスタ」を下記の通り実施します。
 まず、今年6月に成立した手話施策推進法で定める「手話の日」に当たる9月23日(火・祝)に、オンラインシンポジウムを開催します。
 その後、全国5か所で手話の普及に向けたイベントを実施します。詳細については、ホームページとSNSで随時お知らせします。

  1. オンラインシンポジウム (テーマ「手話のすそ野を広げる」)

    日時 令和7年9月23日(火・祝) 午後1時~午後4時

    場所 オンライン開催(youtubeで配信)

    内容(内容等変更の可能性があります。)

    • 主催者挨拶三原 じゅん子 内閣府特命担当大臣
    • ビデオメッセージ黒柳 徹子(俳優、ユニセフ親善大使、(社福)トット基金理事長)
    • 基調講演田門 浩(弁護士、障害者権利条約締約国会合・障害者権利委員会委員)
    • ミニ講演梅内 哲也(スターバックスコーヒージャパン(株)営業統括西日本リージョン)
      中嶋 元美(俳優/手話パフォーマ-)
      小川 光彦(『いくおーる』編集者)
      中島 武史(兵庫教育大学准教授(コーダ(CODA)))
      ※コーダ(CODA):聞こえない・聞こえにくい親をもつ聞こえる子ども(Children of Deaf Adults)
    • パネルディスカッション
      【コーディネーター】
      大杉 豊(筑波技術大学教授、ICSD副会長、(社福)全国手話研修センター手話言語研究所所長)
      【パネラー】
      那須 映里(俳優/手話エンターテイナー)
      根本 和徳(「めとてラボ」全体統括)
      川俣 郁美(日本財団職員、東京2025デフリンピック応援アンバサダー)
      谷本 歩実(アテネ・北京オリンピック柔道金メダリスト、医学博士)
  2. 全国各地域での手話普及イベント
    全国5か所のイベントに参加し、地元の聴覚障害者とも協力して手話教室等を実施します。
    • 9月28日 あいサポート・とっとりアート祭(9/28倉吉市)
    ※その後、静岡県、京都府、岩手県等で開催予定。
    • 手話に関連するパネル等を展示(9月16日~11月28日内閣府本府ロビー)