図2.4-2 福岡県障がいのある人への合理的配慮ガイドブックのページ例

 合理的配慮ブックの記載例として、「障がいの特性により文字が書けず自筆の書類作成ができない場合」を示す。以下、その記載内容。
視覚障がいのある人や腕や指に障がいがある人の中には、地震で書類の記入や確認ができない人もいます。筆記が困難であることを理由にサービスの利用を拒むことなく、代筆を認めるなど、可能な範囲で制度を整えましょう。

  • 配慮の例:
    受付担当者が代筆する
    本人の意向により担当者が代筆に当たる場合は2名以上で記入後、記入内容を読み上げ、本人に確認してもらうことが大切です。
    同行者が代筆する
    同行者がいる場合は、その人に代筆を依頼できるか、本人及び同行者に相談しましょう。記入内容に誤りがないかを読み上げて、本人及び代筆者に確認をしてもらうことが大切です。
  • 配慮のポイント:
    1.できるかできないかではなく、必要なサポートについて尋ねる
    自分で文字を書くのが難しそうな人でも、自分で書きたいと思われている人はたくさんいます。困っているような様子を見かけた場合は、お手伝いできることはないか、本人に確認しましょう。
    2.本人と会話する
    本人にとって、同行者とだけコミュニケーションを取られることは、気持ちの良いものではありません。まずは本人との会話を心がけましょう。
    3.様々な方法でコミュニケーションをとる
    コミュニケーションの取り方は様々です。相手にとって最適な方法をとりましょう。

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