第1編 障害者の状況等(基礎的調査等より)
第1章 障害者の状況(基本的統計より)
第3節 教育
2.卒業後の進路
(1) 特別支援学校高等部卒業後の進路
特別支援学校高等部(本科)の卒業生(平成24年3月末)の主要な進路については、主たる障害種別にみると、視覚障害では社会福祉施設等入所・通所(43.3%)、進学(31.5%)、聴覚障害では進学(41.6%)、就職(32.7%)、知的障害では社会福祉施設等入所・通所(66.7%)、就職(28.4%)、肢体不自由では社会福祉施設等入所・通所(80.4%)、病弱・身体虚弱では社会福祉施設等入所・通所(60.9%)となっている。
区分 | 卒業者 | 進学者 | 教育訓練機関等入学者 | 就職者 | 社会福祉施設等入所・通所者 | その他 | ||||||||||
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A | 大学等 | 専攻科等 | 計B | B/A(%) | 専修学校 | 各種学校 | 職業能力開発校 | 計C | C/A(%) | D | D/A(%) | E | E/A(%) | F | F/A(%) | |
単位 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | 人 | |||||
視覚障害 | 330 | 33 | 71 | 104 | 31.5% | 3 | - | 9 | 12 | 3.6% | 36 | 10.9% | 143 | 43.3% | 35 | 10.6% |
聴覚障害 | 529 | 100 | 120 | 220 | 41.6% | 9 | 2 | 28 | 39 | 7.4% | 173 | 32.7% | 73 | 13.8% | 24 | 4.5% |
知的障害 | 13,541 | 2 | 70 | 72 | 0.5% | 11 | 4 | 233 | 248 | 1.8% | 3,842 | 28.4% | 9,029 | 66.7% | 350 | 2.6% |
肢体不自由 | 2,785 | 40 | 2 | 42 | 1.5% | 18 | 4 | 77 | 99 | 3.6% | 293 | 10.5% | 2,238 | 80.4% | 113 | 4.1% |
病弱・身体虚弱 | 522 | 31 | 2 | 33 | 6.3% | 28 | 2 | 17 | 47 | 9.0% | 76 | 14.6% | 318 | 60.9% | 48 | 9.2% |
計 | 17,707 | 206 | 265 | 471 | 2.7% | 69 | 12 | 364 | 445 | 2.5% | 4,420 | 25.0% | 11,801 | 66.6% | 570 | 3.2% |
注1: 大学等…大学学部・短期大学本科及び大学・短期大学の通信教育部・別科 | ||||||||||||||||
2: 専攻科…特別支援学校高等部専攻科、高等学校専攻科 | ||||||||||||||||
3: 職業能力開発…職業能力開発校、障害者職業能力開発校等 | ||||||||||||||||
4: 社会福祉施設等入所・通所者…児童福祉施設、障害支援施設等、更生施設、授産施設、医療機関 | ||||||||||||||||
5: 就職しながら進学した者、入学した者は、進学者及び教育訓練機関等入学者のいずれかに計上している。 | ||||||||||||||||
6: 四捨五入のため、各区分の比率の計は必ずしも100%にならない。 |
(2) 大学等の受験
国公私立の4年制大学や短期大学の平成24年度の入学試験において、障害に対する配慮を受けた受験者数は、視覚障害者169名、聴覚障害者630名、肢体不自由者427名、発達障害者115名、その他(言語障害者、病弱者等)614名となっている。受験に際して行われた配慮としては、視覚障害では弱視者用の拡大版の文字問題や解答用紙の準備、点字受験等に伴う別室受験や試験時間の延長など、聴覚障害では指示事項の文書による伝達、補聴器の使用など、肢体不自由やその他では車いすの使用、別室受験、乗用車での入構など、発達障害では別室受験や試験時間の延長などであった。
単位:人 | ||||||
視覚障害 | 聴覚障害 | 肢体不自由 | 発達障害 | その他 | 合計 | |
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大学 | 167 | 614 | 412 | 112 | 606 | 1,911 |
短大 | 2 | 16 | 15 | 3 | 8 | 44 |
計 | 169 | 630 | 427 | 115 | 614 | 1,955 |
注: 数値は延べ数である。 | ||||||
資料: 文部科学省大学入試室調べ(平成24年度) | ||||||
(障害のある大学生等の数については、89ページに掲載。) |