第2章 障害のある人に対する理解を深めるための基盤づくり 5
障害のある人に対する理解促進のための広報・啓発等の推進
5.障害者白書のマルチメディアデイジー化
「障害者白書」については、視覚障害のある人や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためのデジタル録音図書の国際標準規格として用いられている情報システムである「マルチメディアデイジー2」版を作成し、内閣府のホームページにおいて公表している。


マルチメディアデイジー版白書(公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会ホームページより)
2 マルチメディアデイジー図書は、音声にテキスト及び画像をシンクロ(同期)させることができるため、使用者は音声を聞きながらハイライトされたテキストを読み、同じ画面上で絵を見る等、一人一人のニーズに合った「読み」のスタイルを可能にするもの(デジタル録音図書)である。視覚障害のある人のほか、学習障害、知的障害、精神障害等のある人にとっても、有効なツールとなっていくものと考えられている。