日本・中国青年親善交流事業

 日本・中国青年親善交流事業は、昭和54年度(1979年度)に開始され、令和元年度(2019年度) は41回目の実施となりました。
 本事業は、日本と中国の青年相互の理解と友好の促進を図ることを目的とし、日本政府と中国政府の共同事業として名称のとおり両国が友好の象徴として実施しているものです。
 また、日本青年の育成の観点から、内閣府青年国際交流事業の共通の目的は「世界各国の青年との交流を通じて相互の理解と友好を促進し、国際的視野を広げ、国際協調の精神のかん養と次代を担うにふさわしい青年を育成する」ことであり、事業参加によりコミュニケーション力や異文化対応力等の能力向上が図られることをねらいとしています。

 以上の目的を達成するため、日本及び中国の双方において、国家及び地方行政組織への表敬訪問、テーマを選定したディスカッションプログラム、首都に加え複数の地方都市における地元青年との交流等、様々なプログラムを実施しており、人的交流の重視を基本としつつ、毎年見直しを行っている。

令和元年度(2019年度)事業の概要

 日本・中国青年親善交流事業は、日本青年の中国派遣と中国青年の日本招へいによって構成されています。どちらのプログラムでも、ディスカッションや両国文化紹介など青少年等との交流を行うことに加え、教育・文化・福祉・産業・環境等の各種施設訪問、ホームステイなどを実施しています。

日本青年中国派遣

中国派遣1

中国派遣2

中国派遣3

中国派遣4


 日本青年中国派遣団28名(団長・副団長・渉外を含む)は、10月29日から11月9日の12日間、北京・鄭州・洛陽・杭州を訪れ、中国青年とのディスカッションやホームステイを通した交流とともに、グローバルに飛躍をとげる中国の先進企業訪問、起業をめぐるビジネス制度等に関連する施設の訪問等を行いました。

中国青年日本招へい

 中国青年代表団合計30名を8月22日から9月2日までの12日間日本に招へいしました。一行は、内閣府大臣政務官への表敬訪問を行うとともに、東京での中央プログラムでは産業、文化、教育、社会福祉等の関連施設訪問、日本青年等との地球環境問題等についてのディスカッションや交流を行いました。
 また、8月25日に行われた日本・中国青年親善交流事業40周年記念既参加青年との意見交換会では、「日中青年交流と私」をテーマに日中双方からそれぞれ講義があった後、グループディスカッションを行い、両国の青年が意見を交わし、両国の状況や考え方について相互理解を深めました。

 地方プログラムでは、函館市及び鳥取県を訪問し、地球環境問題、産業、文化、教育、社会福祉等の関連施設を訪問し、地元青年との交流や課題別視察等の活動を行いました。

「航空機による青年海外派遣」事業報告

 令和元年度(2019年度)航空機派遣事業(国際社会青年育成事業、日本・韓国青年親善交流事業及び日本・中国青年親善交流事業)に参加した日本青年たちの企画・運営により、一般参加者に訪問国での活動報告を行いました。(2020年2月2日)