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全米被害者支援機構(NOVA)の活動

V NOVAによる「危機応答チーム」の訓練課程

1 訓練課程の種類

 訓練課程は、「基礎危機応答訓練」(Basic Crisis Response Training)、「上級危機応答訓練」(Advanced Crisis Response Training)、および「訓練者のための訓練」(Training of Trainers)の3種である。以下、それぞれについて簡単に紹介する。

(1)基礎危機応答訓練
 基礎危機応答訓練は、40時間の講義および演習等によって構成されており、5日間にわたる講習会において開講される。
 この訓練においては、危機応答計画の立案、危機介入のための技術等が、講義および演習形式で提供され、これを受講することによって危機、心的外傷、危機介入などについての基礎的知識を習得できることとなっている。
 なお、このカリキュラムの詳細については、後に紹介する。

(2)上級危機応答訓練
 上級危機応答訓練は、24時間の講義および演習によって構成されており、3日間にわたる講習会において開講される。
 この訓練は、基礎危機応答訓練を修了した者を対象とするものである。ここでは、NOVAの危機応答チームの具体的な活動の背後に存在する諸理論についての解説がなされたり、またより高度な技能などについての講義などがなされる。

(3) 訓練者のための訓練
 訓練者のための訓練は、基礎危機応答訓練および上級危機応答訓練を修了した者を対象として開講され、その名称が示すとおり、危機応答チームにおける訓練を担当する者を養成するための課程である。40時間の講義および演習によって構成され、5日間にわたって開講される。


2 訓練課程の開催

 上記の訓練課程は、全米の各地区のさまざまな機関からの要請に応じて、各地で開催されるほか、NOVAの主催によって全米各地においてそれぞれ年に数回開催されている。なお、これらの訓練に参加するためには、受講料を支払う必要があるが、その額は基礎危機応答訓練については500ドル、上級危機応答訓練については450ドル、訓練者のための訓練においては750ドルとなっている。
 開催日程や申込手続きについては、NOVAのホームページにおいて情報を得ることができる。


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