科学技術関係予算のプロセス(平成26年度~)

総合科学技術・イノベーション会議による予算編成プロセスの主導

 政府全体の科学技術関係予算の編成においては、総合科学技術・イノベーション会議が科学技術イノベーション政策全体を俯瞰して、限られた予算を有望な分野や政策に重点的に配分し、有効に活用していくための「資源配分方針」を策定しています。本方針に基づき、これまでもアクションプラン等により、課題解決に向けて各府省を政策誘導し、府省連携や重複排除を促しながら、予算の戦略的重点化を実施してきました。
 また、科学技術関係予算に関する各府省の取組においては、研究開発の成果が社会や国民に広く還元され、イノベーション創出につながるよう、総合科学技術会議が司令塔機能を発揮して計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)の政策サイクル(PDCAサイクル)をまわすことにより、施策の質の向上と科学技術関係予算の充実・強化を図ってきました。
 平成26年度からは、これまでの取組を強化するとともに、科学技術イノベーション総合戦略(平成25年6月7日閣議決定)を受けて、総合科学技術・イノベーション会議が府省の枠を超えた取組に自ら予算を配分する「戦略的イノベーション創造プログラム」を創設するとともに、政府全体の科学技術関係予算について概算要求前の企画段階から予算の重点配分等を主導する新たなプロセスを導入すること等により、予算編成における司令塔機能を抜本的に強化します。

科学技術予算の編成プロセス