平成18年2月28日、第52回総合科学技術会議(議長:内閣総理大臣)を、総理大臣官邸にて開催しました。 会議では、分野別推進戦略について議論が行われました。分野別推進戦略は、8分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、ものづくり技術、社会基盤、フロンティア)の研究開発課題について、「選択と集中」を進め、「戦略重点科学技術」等を絞り込むとともに研究開発により社会にもたらされる成果をわかりやすく示すものであり、3月末の総合科学技術会議で決定する予定です。 また、研究上の不正に関する適切な対応について決定し、研究に関わる者の自律を基本としつつ、日本学術会議をはじめとする研究者コミュニティ、関係府省、大学及び研究機関等が、倫理指針や研究上の不正に関する規定を策定するなどの対応を行うよう求めました。 小泉内閣総理大臣からは、「研究者は皆、自分の研究は全部重要だと思っているから、メリハリをつけるのは大変だと思いますが、そこを戦略的に考えて、重点化、選択と集中、よろしくお願いしたい」との指示がありました。