平成18年4月25日、総理大臣官邸で総合科学技術会議の第54回会合が開催されました。 会議では、総合科学技術会議有識者議員が19年度の資源配分方針の策定に向けた基本的な考え方を示し、議論を行いました。今後、5月の総合科学技術会議で世界最高水準の研究拠点創りやイノベーション創出などについて検討結果を報告し、6月には資源配分方針を決定する予定です。 また、世界トップレベルの人材を育成するため、理数教育の抜本的充実に向けた議論が行われました。有識者議員から外国の理科の教科書は日本の教科書に比べて、内容が豊富で、高度かつおもしろく、こうした各国の教科書の内容を理解しないと国際科学オリンピックでも活躍できないことが紹介されました。小泉内閣総理大臣からも国際科学オリンピックで頑張るようにとの指示がありました。 最後に小泉内閣総理大臣は、この場で行われた議論を実際の予算や行政に生かすよう、是非とも政府を挙げて協力するようにと述べました。