平成18年5月23日、総理大臣官邸で総合科学技術会議の第55回会合が開かれました。 第3期基本計画においてとりわけ重視しているのがイノベーション創出であり、総合科学技術会議有識者議員がイノベーション創出総合戦略を示し、議論を行いました。この総合戦略では、世界トップレベルの研究拠点構築などのイノベーションの源の潤沢化、産学官連携強化、切れ目ない資金供給などイノベーションを種から実へ育て上げる仕組みの強化、新技術の利用促進、国際標準化などのイノベーションを結実させる政策の強化といったことが示されています。今後、総合戦略の内容を詰め、6月には総合科学技術会議として決定する予定です。 また、少子高齢化社会における次世代ロボットの役割の一例として、介護動作支援ロボットのデモンストレーションが行われました。 小泉内閣総理大臣は、「経済成長は科学技術なくしてあり得ませんね。最近は医学も、健康も、環境保護も、生活の利便性も、科学技術と密接に整合していますから、連携してしっかりとこの議論を生かしていただきたいと思います。」と述べ、会議を締めくくりました。