平成18年7月26日、総理大臣官邸で総合科学技術会議の第57回会合が開かれました。 会議では、科学技術の振興のための制度改革について議論が行われ、日本が世界トップレベルの研究活動を行うため、6つの制度改革を推進することとなりました。今後、今回取り上げられた課題について検討を深めるとともに、残された議題についても調査し、年内を目途に総合科学技術会議として決定する予定です。 また、公的研究費の不正使用等の防止についても取り上げられ、来月中に、各府省、関係機関が今後取り組むべき共通的な指針を決定することとなりました。 そのほか、バイオディーゼル燃料についてデモンストレーションが行われ、これに関して、小泉内閣総理大臣は、「バイオマスは石油高騰の時代だから重要であり、環境にもいいし、脱石油戦略を目指していかなければなりません。」と述べました。 最後に小泉内閣総理大臣は、「科学技術振興の重要性はいうまでもありません。今日お話の出た問題をいろいろ整理していただきまして、今までも小泉内閣で取り組んでまいりましたけれども、これからも科学技術は最優先事項として日本として取り上げていかなければならない。」と述べ、会議を締めくくりました。